イスの座り方
1: 座り方

皆さん、仕事や家でイスに座る時は、
どのように座っていますか?
イスと言っても、食卓のイス、職場のイス、
ソファー、車のシートなどありますが、
今回はソファーと車のシート以外の
イスについてです。
イスの座り方は、
・両足で踏ん張るように座る
・両足を投げ出して座る
・イスの下に足を引いて、かかとを浮かせて座る
・足組み(ももの上にももを乗せる)
・足組み(ももの上に足首を乗せる)
・足組み(足首の上に足首を乗せる)
・片あぐら
・あぐらっぽく座る
・膝と膝を合わせて座る
・上半身を捻じって座る
など色々あります。
更に
座面に寄り掛かったり、
自分のももに両手で両腕を着いたり、
机やテーブルに寄りかかったりします。
姿勢によって、体のどの部分に
負担を掛けているのか
説明していきます。
2: 膝と膝を合わせて座る

ペタンコ座りのイスバージョンです。
膝から下は、離れた状態で、
膝と膝を合わせた座り方です。
女性に多い座り方の一つです。
<負担を掛ける部位>
太ももが内に捻じられている状態で、
そけい部付近に力が入っています。
⇒ 太ももが内に捻じられている為、
太ももの外側、お尻に負担を掛けています。
更に股関節痛、腰痛の原因になります。
その状態から姿勢をよくしようと、
背筋を伸ばして座ると、
仙骨部分(お尻とお尻の間の骨)に
力が入り、仙骨部分の痛みとなります。
<負担の減らし方>
膝と膝の間を開くことで、
負担を減らすことができます。
両足裏の位置より
膝を外に開くのがおススメです。
両足裏の位置は、着けても良いし、
交差させても良いです。
ポイントは、太ももを
内に捻じらないことです。
3: かかとを浮かせて座る

足を椅子の下に引いて、
かかとを浮かせた座り方です。
こちらは男性も女性もやっている方は
結構、いらっしゃいます。
足が届きにくいので、
キャスターの上に足を置いている方もいます。
<負担を掛ける部位>
かかとを浮かせて、足首がまっすぐに
なっている場合。
⇒ ふくらはぎ、膝裏が縮んで固まります。
⇒ 太もも、お尻が緊張します。
⇒ そけい部が縮んで固まり、
腰痛、股関節痛の原因になります。
かかとを浮かせて、足首が曲がっている場合。
⇒ 足首付近が固まります。
⇒ 上半身を前傾させると、膝裏が固まります。
<負担の減らし方>
膝を90度以上、伸ばして下さい。
イスが高く、足が床に届かない場合は、
足の下に雑誌や台を置いて
足の下を高くすると良いです。
4: 腰を反らせて座る

猫背は体に良くないと、
腰を反らせて座っている方がいます。
猫背より良い気もするし、
見た目もきれいなのですが、
体のあちこちに力が入っています。
<負担を掛ける部位>
腰を反らせている為、
腰まわりに力が入っています。
⇒ お尻、仙骨まわり、腰まわりが固くなり、
痛みとなります。
(前屈が固くなる方もいます。)
⇒ そけい部が縮んで固くなる為、
腰痛、股関節痛の原因になります。
腰を反らせて、顔を下に向けている場合。
⇒ あごを引いた状態となる為、
首に負担を掛け、首痛、頭痛の
原因になります。
<負担の減らし方>
一度、猫背になり、
息を吸いながら、
上半身を持ち上げて
まっすぐの少し手前で止めます。
無意識に反りますので
反っているのに気づいたら、
30秒行うようにして下さい。
5: 上半身を後ろに倒して座る

背筋がまっすぐで、
上半身を後ろに倒している姿勢です。
やっている本人は、
上半身を後ろに倒している
意識がないことが多いです。
<負担を掛ける部位>
お腹の奥の筋肉(大腰筋)と
腹筋が上半身を倒れないように
頑張っています。
⇒ お尻、腰に負担を掛けています。
<負担の減らし方>
少し猫背になって、
胸から前に上半身を持ってきます。
そして、家族や他の人に見てもらって、
どこがまっすぐの姿勢かを
(骨盤の上に上半身がある姿勢)
教えてもらった方が良いです。
6: 足組み

足を組んでいる方は、
男性、女性両方に
多いと思います。
足を組むと言っても、
ももの上にもう片方のももを
乗せる座り方と
ももの上にもう片方の足首を
乗せる座り方があります。
◆ももの上にももを乗せる足組み
<負担を掛ける部位>
両足が内に入っています。
⇒ ももの外、お尻が引っ張られています。
⇒ そけい部が縮まって、固まる為、
腰痛や股関節痛の原因となります。
⇒ 猫背になりやすい為、
背中、腰、首に負担を掛けています。
体を捻じっています。
⇒ 上半身が捻じれている為、
腰、背中、首に負担を掛けています。
<負担の減らし方>
足組みをやめましょう!
◆ももの上に足首を乗せる足組み
<負担を掛ける部位>
乗せている側の太ももや足が
浮いています。
⇒ 浮いている側の太もも、膝、すねの外側、
股関節に負担を掛けています。
<負担の減らし方>
足を上げたくなった時は、
ももの上ではなく、イスの上で
片あぐらをして下さい。
◆足首の上に足首を乗せる足組み
<負担を掛ける部位>
足を伸ばして座っている場合は、
足が内に入っています。
⇒ 太ももの外側、お尻が引っ張られています。
⇒ 内もも、そけい部が縮んで
固まります。
両足を伸ばしている場合。
⇒骨盤が後ろに倒れる為、
猫背になりやすく、
背中、首に負担を掛けています。
<負担の減らし方>
膝を曲げて、足首の上に
足首を乗せると良いです。
7: 両足を投げ出して座る

両足を伸ばして、寝そべるように
背もたれに寄りかかっている姿勢です。
男性に多い座り方
だと思います。
<負担を掛ける部位>
上半身は後ろに寝そべっています。
⇒ 滑らないようにお尻に力が入る為、
お尻に負担を掛けています。
⇒ 手を前に出している為、
首、肩に負担を掛けています。
⇒ あごを引いた形となる為、
首の負担は大きいです。
<負担の減らし方>
両足を伸ばすと、骨盤は後ろに倒れる為、
片足は、曲げて外に倒すと良いです。
更に、寄りかかる場合は、
背もたれの奥に座るのと、
時々寄りかからない時間を
作ると良いです。
9: 上半身を捻じって座る

食卓やリビングののテーブルの前に座った状態から
テレビを見る時に体を捻じっている方は多いです。
職場でも、足の下に荷物があり、
捻じらないといけない方や
パソコンを2台使っていて、
体を捻じっている方もいます。
<負担を掛ける部位>
上半身が捻じられています。
⇒ 腰痛、股関節痛の原因になります。
⇒ 背中や首に負担が掛かっています。
<負担の減らし方>
テレビを見る場合は、
テレビの方に体を向けて下さい。
ご飯を食べながら
テレビを見ている場合は、
足を開いて座って下さい。
(足を開いている角度内で
体を向ける分には、体の負担は少ないです。)
10: 両足で踏ん張るように座る

足裏をしっかり床につけ
踏ん張るように座る姿勢です。
<負担を掛ける部位>
上半身が前傾姿勢の場合。
⇒ 太もも、ふくらはぎに負担を掛けている為、
足が疲れやすくなります。
⇒ そけい部を縮めている為、
腰痛、股関節痛の原因になります。
<負担の減らし方>
足首を中心に持ってきて、
膝を外に開くと良いです。
足裏がぺったり付いていない為、
足には力が入らず、リラックスして、
座れます。
10: おすすめの座り方

下半身のポイントは、
『足首より膝を外に開く』です。
足裏がぺったり着いていない為、
足の負担が減ります。
また、足が開いている為、
そけい部にも力が入りづらく、
固まりにくいです。
そして、足首の位置をなるべく
体の中央に持ってきて下さい。
できれば、『足首を交差させて方が良い』です。
上半身のポイントは、『腰に力を入れない』ことです。
上半身は、まず猫背になります。
それから、息を吸いながら、
上半身を持ち上げて、まっすぐの手前で止めて下さい。
少し猫背かなという感じで良いです。
まっすぐと思う所まで行くと、腰に力が入りますので。
肋骨を少し上げる癖を付けると、
姿勢が維持しやすいです。
同じ姿勢を10分以上続けると疲れますので、
足の位置や角度は変えて下さい。
股関節が固くなければ、
椅子の上に片あぐらをしても大丈夫です。
上半身も、同じで少し猫背になったり、
元に戻ったり変えてみて下さい。
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