骨盤

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日常生活 改善コラム

毎月更新!太田 整体 4コマ

第114回:骨盤は整っていれば良いの?

1: 骨盤のゆがみ

整体 イラスト:体のゆがみ

骨盤の歪みが腰痛に影響していると
聞くことが多いと思います。

まず、骨盤の歪みについて説明します。
歪み方にはいくつかパターンがあります。

・回旋系
 例)足はまっすぐだが、骨盤が右を向いている状態

・側屈系
 例)骨盤全体が右側が高く、左側が低い状態

・前傾、後傾
 例)反り腰(前傾)、猫背(後傾)

・左右の捻じれ
 例)骨盤の右側が前傾、左側が後傾

ただ、知っておいて欲しいのが
骨盤自体が変形している訳ではないということです。

骨盤の周りの筋肉の引っ張り合いの中で
その状態になっています。

背骨を例にとると、
上半身を右に倒すと、背骨も右にカーブします。

この状態は背骨が変形しているというより
背骨の周りの筋肉の状態により、
背骨がカーブしているだけです。

姿勢を戻せば、背骨もまた元に戻ります。

ですから、骨盤の歪みと言っても、
骨盤が、というより、骨盤の周りの筋肉の
状態が影響しているのです。


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2: 骨盤の歪みは何が原因?

整体 イラスト:体のゆがみ

骨盤を歪ませるのは、
ズバリ、『日常生活の体の使い方』です。

そして、背骨の歪みも同じです。

私たちの筋肉は、分かりやすく言うと
縮み続ければ、縮んだ状態が続き、
伸び続ければ、伸びた状態が続きやすいです。

猫背を例にすると、
猫背はお腹側の筋肉は縮む癖がつき、
背中側は伸ばされる癖がつきます。

そのような癖がつくと
姿勢をまっすぐにしても
すぐに疲れ、また猫背に戻ります。

猫背ということは、
背骨は後ろに円を描き、
骨盤は後傾します。

これが、背骨の歪み、骨盤の歪みと
言われます。


台所で片足を前に出して、
シンクに寄りかかって立つ方は、
前足の太ももの筋肉が縮む為、
前足側の骨盤は前傾します。

すると、骨盤は左右でねじれます。


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3: 骨盤は整っていれば良いの?

整体 イラスト:体のゆがみ

整理をすると
・骨盤は骨盤の周りの筋肉により歪んでいる
・骨盤の歪みは、日常生活の体の使い方が原因
となります。

ただ、ここで落とし穴があります。

骨盤を歪ませなければよいんだよね
と考えてしまうことです。

そもそも骨盤は日常生活の中で、
歪みながら動いています。

これも背骨を例にとると分かりやすいです。
常にまっすぐな背骨の状態で
日常生活を送っている方はいませんよね。

歩く時、立ち上がる時、全ての動作で
背骨は動いています。

同じように骨盤も、全ての動作で動いています。
骨盤は固まった一つの骨ではありませんので。

周りの筋肉により骨盤は歪みますから、
歩く時に足を一歩前に出せば、足やお尻の筋肉に
骨盤は引っ張られ、ゆがみます。

そうしながら、歩いています。

ということは、骨盤にとって何が大事かというと
・静止状態(立位、座位、仰向け)で左右対称であること
・動作中に可動すること
となります。

骨盤は整っていさえすれば良いのではなく、
動作中はきちんと可動することが大切です。

コルセットをすると、
骨盤や背骨の可動域を制限しますね。

可動域が狭いと、自由な動きができず、
他の筋肉が無理を掛けてしまいます。


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4: 日常生活

整体 イラスト:体のゆがみ

骨盤にとって大事なことは2つ。
・静止状態で左右対称
・動作中の可動制限がない

静止状態で左右対称を保つ為には、
極力、左右非対称の動き、姿勢を
10分以上続けないことです。

足組、横座り、肘をつく、
上半身を捻じりながらTVを見るなど

とは言え、私たちは骨盤を歪ませながら
日常生活を送っていますが、
どれだけ気を付けても、
ある程度のゆがみはやむを得ないと
思って下さい。


次に骨盤の可動域ですが、
骨盤を固める姿勢を取り続けないことです。

固める姿勢は大きく分けて3種類です。
・足を内に捻じる
 ・ペタンコ座り
 ・イスで、両膝を合わせる

・鼠径部を縮める
 ・イスで、足を引く
 ・体育座り
 ・片膝を立てる

・座位で上半身を捻じる
 

骨盤も背骨の歪みも、そして痛みも
全ては日常生活に原因があると考えを
改めるところから始めましょう。


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