第54回:あぐらがかけない!
1: 床での座り方
女性の方に多いのですが、
以前はあぐらを掛けていたのに、
ある日、あぐらをしてみると、
「あれ?膝が浮く・・・。
いつまにあぐらが掛けなくなったのかな~。」
このような方、いませんか?
これは、座り方などの
日常生活の身体の使い方が
原因となっています。
ひどくなると、
車の乗り降りなどでも
股関節に痛みを感じるようになります。
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2: あぐらが掛けなくなる原因
原因はいくつもありますが、
ほとんどは女性が行う姿勢です。
女性の皆さん、気を付けて下さいね。
<床での座り方>
・ぺたんこ座り
・横座り
・足を伸ばしてつま先を内に向ける
<イスでの座り方>
・膝と膝を合わせる
・内股
・足を伸ばしてつま先を内に向ける
<寝方>
・仰向けでつま先を内に向ける
<立ち方>
・内股
<動作>
・膝を閉じて座る、立ちあがる
・膝を閉じてしゃがむ
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3: あぐらが掛けなくなる理由
あぐらというのは、
股関節を外に捻じっている状態です。
それに対して、
あぐらが掛けなくなる原因の姿勢は、
股関節を内に捻じっている状態です。
股関節を内に捻じっている
姿勢を長く続けると、
周りの筋肉がその状態で
固まりやすくなります。
すると、
だんだん股関節が外に
捻じれなくなってくる為、
いつの間にか「あぐらが掛けない・・・」
という状態になってきます。
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4: 対策
まずは日常生活の改善からです。
一言で分かりやすく説明すると、
男性らしく過ごして下さい(笑)
<床>
・正座
・足を伸ばして、つま先を外に向ける
<イス>
・つま先をいつもより外に向け、
膝と膝の間を開く
<寝方、立ち方>
・つま先をいつもより外に向ける
<動作>
・膝を開きながら、
座る、立ち上がる、しゃがむ
次に体操について紹介します。
●体操①
床で足を伸ばして、
つま先を外に外に10~20回揺らします。
(片側ずつ)
●体操②
うつ伏せで、片膝を外に出し、
膝を身体から離れる方向に動かす。
(10~20回)
●体操③
イスに腰を掛けた状態で
足を開き、内ももを手で押します。
(10秒)
股関節周りは、
人体の中でも特に大きな筋肉の
集まりなので、ご自身で改善する
ことは難しいですが、
是非、やってみて下さいね。
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