あぐらで膝が浮く

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日常生活 改善コラム

毎月更新!太田 整体 4コマ

股関節が硬くなる原因

1: 股関節の固さ

股関節の柔軟体操

女性の方に多いのですが、
以前はあぐらを掛けていたのに、
ある日、あぐらをしてみると、

「あれ?膝が浮く・・・。
いつまにあぐらが掛けなくなったのかな~。」

このような方、いませんか?

普段の動きでは、さほど影響がなくても
段々硬くなっていたりすると
どうすれば良いのか気になる方もいると思います。

ひどくなると、
車の乗り降りなどでも
股関節に痛みを感じるようになります。

今回は股関節が硬くなる原因について
説明していきます。


2: あぐらが掛けなくなる原因

横座り

股関節部分が固くなる原因は何でしょうか?
骨?生まれつき?かぶりが浅い?関節の隙間が狭い?

主な原因は、股関節周りの筋肉です。
筋肉の弾力性が失われることで、
股関節の可動域を狭めています。

あぐらについて説明します。

女性は小さい頃からぺたんこ座り、
横座りをしている方が多いです。

ぺたんこ座りは、両太ももが
内に捻じられています。

横座りは、片方があぐら、
片方が内に捻じられています。

この太ももを内に捻じっているのが
股関節を固くしている原因の1つになります。


太ももが内に捻じられていることで、
そけい部、内ももが縮んで固まります。

そして、太もも全体が内捻じりの癖がつき、
足の骨自体も内側に捻じられます。

それに伴ってお尻の筋肉も引っ張られます。


この状態を長年続けていると
あぐらをしてみると、
足が床に着きません。

横座りをしている方は、
膝を内に入れていた側の足が、
もう片方より浮きます。


それは、あぐらがぺたんこ座りとは逆で、
太ももを外ねじりにしている状態
&足を開ている状態だからです。


そけい部や内ももが縮んで固くなって、
伸びない為、あぐらで膝が浮く状態になります。

股関節まわりに痛みを感じる方もいます。


3: 股関節を固める日常の姿勢や動作

片膝立てる

股関節の硬さと言っても
1種類ではありません。

●足が外に開かない
・あぐらで、膝が浮く
・車から降りる時に足が開かない

●足が内に入らない
・イスに座った状態で膝と膝が付かない

●足を抱え込めない
・椅子に座った状態で、膝を抱え込めない
・靴下を履くのが大変

●足が前後に開かない
・大股で歩けない


このようになる原因のほとんどは
女性が行う姿勢や動作です。

ポイントは、2つです。
・太ももを内に捻じっている
・そけい部を縮めている


<太ももを内に捻じっている>
・仰向けでつま先を内に向けている
・横向きで寝ている時に上の足が布団に着いている
・座っている時につま先を内に向けている
・立っている時、歩いている時に内股になっている など


<太ももを内に捻じっている&そけい部を縮めている>
・ぺたんこ座り
・横座り
・足組み
・イスで膝と膝を合わせて座る
・膝と膝を合わせて立ち上がる、座る
・膝と膝を合わせてしゃがむ など


<そけい部を縮めている>
・腰を反らせて座っている
・イスで足を引いて座っている
(かかとが浮いている)
・片膝を立てて座る
・しゃがみ姿勢
・体育座り
・横向きで寝る時に膝を抱え込む など


4: 対策

まずは日常生活の改善からです。

一言で分かりやすく説明すると、
男性らしく過ごして下さい(笑)

<床>
・正座
・足を伸ばして、つま先を外に向ける

<イス>
・つま先をいつもより外に向け、
膝と膝の間を開く

<寝方、立ち方>
・つま先をいつもより外に向ける

<動作>
・膝を開きながら、
座る、立ち上がる、しゃがむ


次に体操について紹介します。

●体操①
床で足を伸ばして、
つま先を外に外に10~20回揺らします。
(片側ずつ)

股関節体操①

●体操②
うつ伏せで、片膝を外に出し、
膝を身体から離れる方向に動かす。
(10~20回)

股関節体操②

●体操③
イスに腰を掛けた状態で
足を開き、内ももを手で押します。
(10秒)


股関節周りは、
人体の中でも特に大きな筋肉の
集まりなので、ご自身で改善する
ことは難しいですが、
是非、やってみて下さいね。

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