第53回:つま先と膝の向きが違う!!
1: 足のねじれ
つま先と膝の向きを
気にしたことはありますか?
向きが違うと
膝、股関節、腰を
痛めやすいですよ。
つま先と膝の向きは、
しゃがんだ時に確認すると
分かりやすいです。
女性の方に多いのですが、
しゃがんだ時に
膝は正面を向いていますが、
つま先は外に向いています。
生まれつきではなく、
長年の生活習慣の影響です。
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2: 足のねじれの原因
ねじれの主な原因は
4つあります。
①ぺたんこ座り
②イスに膝を閉じて座る
(つま先は外向き)
③膝を閉じてしゃがむ
(つま先は外向き)
④膝を閉じながら、座る⇔立つ
(つま先は外向き)
太ももは内に捻じられ、
ひざ下は外に捻じられ、
更に足首から下も
外に捻じられている状態です。
女性が特にする姿勢なので、
足の捻じれは女性に多いです。
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3: 足のねじれの影響
<股関節への影響
太ももが内に捻じれている状態は、
股関節を外に開きにくくします。
あぐらが掛けなくなる方や
車の乗り降りなどで
痛みを感じる方は多いです。
<膝への影響>
膝は曲げたり、
伸ばしたりは得意ですが、
回旋することは苦手です。
膝が捻じれていると、
立つ、歩くだけでも
膝の弱い方向に負荷がかかる為、
膝を痛めやすいです。
<腰への影響>
膝を閉じて座ったり、立ったりすると
お尻と腰に力が入ります。
太もも、お尻、腰が
痛くなる方が多いです。
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4: 体操
体操①
イスに座って、
足裏を床にぴったりつけ、
つま先と膝を正面に向けます。
足裏をつけたまま、
つま先と膝の向きを変えず、
ゆっくり膝を伸ばしたり、曲げたりします。
体操②
しゃがむ時に
つま先の方向に膝の向きを合わせて、
膝を曲げます。
立ち上がる時も同じように
つま先と膝の向きを合わせます。
日常生活の原因を避け、
体操をすると変わっていきます。
長年の積み重ねの結果ですので、
効果は見えにくいですが、
今からでも体操を始めましょう!
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