第35回:オスグット
1: オスグット
オスグットとは、運動している
小学校高学年から高校生くらいまでに
多く発症する膝の関節痛です。
(成長痛とも言われています。)
痛い個所は、お皿の下です。
症状が続くとお皿の下の骨が
盛り上がってくる場合があります。
痛みは下記の動作で出るのが特徴です。
・歩く
・走る
・ジャンプ
・屈伸する
・階段の上り下り
など
お皿の下を押しても
痛みが出ます。
よく病院では
「成長が止まると痛みが出なくなる。」と
言われますが、
大人になっても痛みが続く方もいます。
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2: オスグットの原因
オスグットの原因には、
太ももの筋肉が関係しています。
太ももの筋肉(大腿四頭筋)は、
一方が骨盤に付着し、
一方がお皿の下を通り、
すねの骨に付着しています。
ですから、
太ももの筋肉の緊張などにより
付着部が引っ張られ過ぎると
痛みが出ます。
これが、オスグットの痛みです。
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3: 太ももの付着部が引っ張られる要因
太ももの付着部が引っ張られる要因は
大きく分けて3つあります。
① 太ももを緊張させる姿勢や動作
・ 踏ん張る、走る、ジャンプするスポーツ
・ 正座、中腰、しゃがむなど
② 太ももを捻じる姿勢や動作
・ 野球、サッカーなどのスポーツ
・ 横座り、ペタンコ座り
③ 骨盤のゆがみ
・ 片膝を立てて座る
・ 片足体重など
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4: オスグットの改善
当院では、
オスグットの痛みを楽にする為に、
① 骨盤のゆがみを整え、
② 太ももの捻じれを解消し、
③ 太ももの緊張を解いていきます。
他にも足首や膝のゆがみが
影響している場合もありますが、
まずは、
上記3つを行い状態を確認します。
家で出来ることは、
・ お皿を手で掴み、上下左右に10回ずつ動かす
・ 太ももをさする(20回)
・ 太ももを外側に捻じる(3ヵ所を3秒ずつ)
大人になっても痛い方がいますので、
「成長痛だから~」と放置しない方が良いです。
是非、家で出来る事から試してみて下さい。
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