第32回:朝の腰痛
1: 朝の腰痛
「朝が一番、腰が痛いですが、
動き出すと楽になってきます。」
という方の腰痛の原因は、
「枕」か「布団」か「寝る姿勢」にあります。
今回は朝の腰痛を作る
原因についてご紹介します。
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2: 仰向けで寝て痛い方
坐骨神経痛の主な原因は
下記の3つです。
① 枕が高い
・ 猫背の姿勢になる為、
首、肩、背中、腰に負担を掛けます。
⇒ 仰向けの場合、枕を無くすか、
丸めたバスタオルを首の下に入れるのがお勧めです。
② 布団が柔らかすぎる
・ 腰が沈み込み、猫背の姿勢になる為、
腰を痛めます。
⇒ マットレスを硬いのに変えるか、
マットレスを無くして下さい。
③ 布団が硬すぎる
・ ご自身の筋肉の状態によって、
腰に緊張が入ります。
⇒ 腰やお尻の下にバスタオルを
折りたたんで入れて固さを調整して下さい。
④お腹の奥の筋肉(腸腰筋)の緊張
・ 膝を伸ばしている姿勢が辛いです。
⇒ 膝の下にクッションを入れるか、
横向きで寝て下さい。
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3: 横向きで寝て痛い方
① 膝の抱え込み過ぎ
・ 猫背の姿勢の為、
首、肩、背中、腰が辛くなります。
(両腰が痛くなります。)
⇒ 上半身はまっすぐにし、
バランスの取れる範囲で
足は伸ばして下さい。
② 上側にある足が影響
・ 骨盤の大きさも影響しますが、
上側にある足がお尻や腰を引っ張ります。
(上側の腰が痛くなります。)
⇒ 上側にある膝の内側に
たたんだ毛布やクッションを
置いて下さい。
③ 下側にあるお尻が圧迫
・ 布団の固さ、体重により
下側にあるお尻が圧迫され、
腰が辛くなります。
(下側の腰が痛くなります。)
⇒ バスタオルを折りたたんで
お尻の下に入れて下さい。
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4: その他
① 上半身は仰向けで、
下半身を左右に向けている
・ 体が捻れていますので、腰が痛くなります。
⇒ 極力、上半身と下半身の中心を
合わせるように寝て下さい。
② 寝返りがうてない環境で寝ている。
・ 私たちは寝返りをうつ事で、
緊張を解き、体の疲れを取っています。
⇒ 出来る範囲で、寝返りをうてる環境を
作りましょう!
朝、腰が痛い方は、
寝る姿勢と布団に気を付ける事で、
腰の痛みは変わってきます。
是非、楽になって下さいね!
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