第25回:原因不明の腕の痛み
1: 腕の痛み
いつからか手を挙げると、腕が痛い・・・。
レントゲンを撮っても異常なし。
この腕の痛みって何が原因?と
思いますよね。
レントゲンや痛みの部分を見て、
分かるのは、
・打撲
・骨折
・ヒビ
ですね。
逆に分かりづらいのが
筋肉や神経が原因の場合です。
神経はしびれの感覚がある為、
原因が分からない痛みは、
筋肉の偏った緊張(ゆがみ)が原因の事が多いです。
今回は筋肉が原因の場合について
説明していきます。
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2: 痛みの原因となる姿勢
筋肉が原因の場合は、
痛める姿勢が大きく分けて2つあります。
①手を挙げながらの作業や姿勢。
・ 蛍光灯の交換
・ 高い所の拭き掃除 など
②胸(鎖骨の下の部位)より
肩が前に出ている状態での作業や姿勢。
・ 猫背
・ 腕組み
・ 体育座り
・ 横向きで寝る(下側の肩が内に入ります)
・ 重い物を両手で持つ など
ほとんどの方は②が原因です。
思い当たる方は、出来るだけ避けましょう!
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3: 影響している筋肉
影響している筋肉は、腕以外にも
肩の筋肉、肩甲骨周りの筋肉、
胸周りの筋肉が
あります。
ちなみに腕組みをしてみて下さい。
胸は縮み、腕と肩は内に捻れ、
背中側は引っ張られます。
<胸や肩の筋肉>
伸びづらくなる為、腕の動きを邪魔します。
<背中側の筋肉>
常に引っ張られている為、
緊張し続け、
筋肉の柔軟性がなくなります。
こちらも腕の動きを邪魔します。
痛みを庇い続けると、別な筋肉が無理をする為、
どんどん腕の動かす範囲が狭まってきます。
腕の痛みは五十肩の一歩手前です。
痛みを感じる動きは避けましょう!
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4: 腕の痛みを改善
一人でも出来る改善方法を紹介します。
①痛みの原因となる姿勢を避けましょう!
・腕組みや横向き寝るなど
②仰向けで手の平を上にして、
ゆっくりと深呼吸を3~5回しましょう!
・胸は広がり、腕は外に軽く捻られます。
②はとても簡単な体操ですが、効果はあります。
軽い痛みであれば、症状は改善していきます。
座った状態でも手の平を前に向けて深呼吸で
同じ効果がありますので、是非、試して下さい。
2週間やってみて、変化が出ない場合は、
早めに整形外科や整体に相談して下さい。
腕が痛い方は、
まずは2週間試して下さいね~。
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