柔らかいソファー

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日常生活 改善コラム

毎月更新!太田 整体 4コマ

柔らかいソファーは要注意?

1: 猫背の癖づけ

整体 イラスト:猫背のクセ付け

ソファーを置いてある家は多いですよね。
柔らかいソファーでくつろぎながらテレビを見ている方は要注意です。

座っている時には楽に感じますが、長時間座っていると腰が固まり、立ち上がる時に腰に痛みを感じる場合があります。

それは何故でしょうか?

ソファーに座っている姿勢を横から見ると、背中が丸くなっていて、猫背になっていると思います。

この猫背の姿勢による影響とソファーによる圧迫で、筋肉を緊張させて、痛みを出しています。

柔らかいソファーは、体の痛みを作っていると言っても過言ではありません。


2: 猫背の姿勢による影響

整体 イラスト:伸ばされている筋肉は

ソファーに寄りかかって座っていると、体に力を入れなくてもよい為、体は楽に感じますが、実は猫背の姿勢の為、筋肉を緊張させています。

猫背の姿勢というのは、
・背中側の筋肉(首、背中、腰)は引っ張られている状態
・お腹側(胸、お腹)は縮まっている状態
です。

筋肉は、力を入れていなくても引っ張られ続けていると緊張します。
首、背中、腰は引っ張られ続ける為、緊張していますので、座っているだけで、張りや痛みを感じます。

また、筋肉は力を入れていなくても、縮み続けると伸び辛くなります。
お腹側は縮み続けて伸び辛くなっている為、そこから立ち上がる時に、お腹側を伸ばす為に腰に余計に負荷を掛けています。

筋肉の特性で、筋肉自身、縮むことはできても、伸びることは出来ません。
筋肉を伸ばすのは、反対側の筋肉を縮める必要があります。

例えば、肘を曲げる時は、上腕二頭筋(力こぶ)が縮みます。
この上腕二頭筋を伸ばす為には、反対側に付いている上腕三頭筋を縮める必要があります。

お腹側と腰側も同じ関係です。
お腹側が縮んでいる場合は、腰側の筋肉を縮める必要があります。
ただ、お腹側が縮んで固まり、伸び辛くなっている場合は、必要以上に腰に力を入れて縮める必要があります。


3: 圧迫による影響

ソファーに座っていると、ソファーに密着している部位は、圧迫により緊張しています。
特に体重が掛かっているお尻(仙骨付近も含む)や骨盤の内側の筋肉(腸骨筋(背中側))の圧迫は強いです。

緊張が強いと、その状態から筋肉の状態が変わる時に痛みを出します。

座っている状態から立ち上がる時は勿論、立った状態での前屈や後屈がし辛かったり、痛みを感じます。
仙骨まわりが固まると、仙骨の動きが悪くなり、お尻や仙骨付近に痛みが出ます。

また、腸骨筋の背中側が固まると、腰に痛みが出ます。
ソファーに座ると、猫背&圧迫による影響がある為、体の負担はは結構大きいです。

車を長時間、運転したり、助手席に座っている時も、猫背になっていると同じ事が起きます。


4: 対策

整体 イラスト:骨盤


柔らかいソファーは、お尻が沈み込む為、座る面が硬いソファーがおススメです。

座る面が硬いと、寄りかからなければ、良い姿勢で座ることができます。

次に背もたれの部分があまり寝ていないのが良いです。
背もたれが倒れていると、深く座っても猫背になり、体に負担を掛けます。

ただ、ソファーも簡単には買い換えられない為、お尻が沈み込むタイプのソファーの場合は、そこには座らない方が良いと思います。

座面が硬いけど、背もたれが倒れている場合は、テレビのCMの度、または10~15分毎に寄りかからない状態を作るのが良いです。

腰痛予防とすると、2つの体操がおススメです。

1つは、座った状態で後ろに腰を丸めて猫背になり、そこから息を吸いながらまっすぐの姿勢になるを繰り返す体操です。
10回程、できる限り大きく行います。痛い場合は痛く無い範囲で行って下さい。

2つ目は、立った状態で腰回しです。
なるべく大きく、痛みのない範囲で行って下さい。
何回か行っていると回す動きが大きくできます。

柔らかいソファーは、よろしくないのと、同じ姿勢で筋肉を固めないことが大事です。

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