お医者さんが言うヘルニア

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日常生活 改善コラム

毎月更新!太田 整体 4コマ

第81回:お医者さんとヘルニア

1: 本当にヘルニア?

整体 イラスト:体のゆがみ

腰痛でも足のしびれでも
整形外科に行くとほとんどの方は
まず腰のレントゲンを撮りますよね。

すると、お医者さんから、
「椎間板ヘルニアが原因ですね。」
などと言われる方が多いです。

この、レントゲンの結果から
「ヘルニアですね。」とか言われる事を
鵜呑みにしてはいけません。


まず知っておいて欲しいのが、
『レントゲンでは椎間板ヘルニアは
写らない』ということです。

レントゲンで分かるのは
『骨の状態』です。

・骨折
・圧迫骨折
・ひび
・背骨と背骨の間が狭い
・背骨の位置関係(側弯症、すべり症)

では、なぜお医者さんがレントゲンを見て
「ヘルニアですね。」と言えるのでしょうか?

それは、レントゲンで、
骨と骨の間が狭まっているのを見て、
推測で言っているだけです。

「ヘルニアかもしれません。」
「軽いヘルニアです。」
「ヘルニアが原因ですね。」

私からすると、
レントゲンの結果のみであれば、
椎間板ヘルニアかどうかは
何も分からないということです。

本当に椎間板ヘルニアかどうかを
知りたい場合はMRIが必要です。

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2: お医者さんの立場

レントゲンの結果で、「ヘルニアですね。」と
言わなければ良いのにと私は思ってしまいますが、
お医者さんの立場に立つとそう簡単ではありません。

皆さんの立場からすると、
お医者さんは体の専門家です。
何でも知っている先生です。

腰の痛みや足のシビレの原因を
知っている先生だと信じています。

ですから、痛みの原因をお医者さんに尋ねると
お医者さんは何かしらの原因を伝えなければいけません。

そこで、レントゲンを撮り、
骨と骨の間が狭まっていると、
「ヘルニアが原因ですね。」と
いうようなことを皆さんにお伝えします。

骨と骨の間が狭まっていない場合は、
体重か年齢が影響していると言う事が多いです。

レントゲンの結果から、『何か原因を伝えないと
いけないのがお医者さん』だと理解して下さい。

レントゲンを撮ったけど、
「レントゲンでは何も分かりません。」とは
簡単には言えないようです。

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3: お医者さんの出来ること

整体 イラスト:骨盤のゆがみ

お医者さんが出来ることも
限られています。

整形外科さんに行ったけど、

・レントゲン、MRIを撮る
・電気、湿布
・薬、注射

位しかしてくれないと
嘆く方がいらっしゃいます。

または、
痛い所にも触れず、5分位で終わると
嘆く方がいらっしゃいます。

ご本人の言っていることも分かりますが、
お医者さんは、『保険適用の範囲』でしか
手を出せません。

残念ながら私達整体師と同じ事はできません。

ですから、
分かる範囲、出来る範囲を理解してから
お医者さんに行った方が良いですよ。と
私は皆さんにお伝えしています。

レントゲンは、骨折やひびが分かるもの。
MRIは、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が分かるもの。
お医者さんは、電気やシップ、注射をする所。あとは手術。

体のバランスがどうこうは、整体の分野です。

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4: お医者さんの注目するポイント

整体 イラスト:腕組

お医者さんと整体では注目する
ポイントが違うことも知っておいて下さい。

お医者さんは、
基本的に『痛い部位』に
注目します。

腰痛で説明すると分かりやすいですが、
腰に痛みがあれば、腰を診ます。

腰の筋肉や背骨の状態など。

ですから、レントゲンやMRIで
腰をみます。


私達整体師は、
『体全体』に注目します。

立っている時の体重の掛け方から、
骨盤、背骨のゆがみ、足のねじれなど。

日常生活の体の使い方。

更に直接施術をすることで、
その変化から原因を見つけていきます。


お医者さんは、細かい部位についての専門家。
整体師は、体全体の繋がりをみる専門家。

どちらが良いとか、優れているとかではなく、
得意分野が違うと思って下さい。

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5: 痛みの原因の考え方

整体 イラスト:腕組

お医者さんは、細かい部位についての専門家です。
そして、痛い部位に注目します。

ですから、腰痛の原因をこう考えます。
「腰の部位で通常の方と違う部分が原因」だと。

そこでレントゲンを撮り、
背骨と背骨の間が狭い部分があると、
「これが原因だ!」となります。

「腰痛の原因は椎間板ヘルニアですね。」


しかし、私からすると
椎間板ヘルニアだから腰が痛いというのは
順番が違うと考えます。

<腰痛の場合>
日常生活の姿勢や動作により、腰に負担を掛ける。
⇒腰の筋肉の弾力性がなくなる
⇒腰痛

<椎間板ヘルニアの場合>
日常生活の姿勢や動作により、腰に負担を掛ける。
⇒椎間板の弾力性がなくなる
⇒椎間板がひび割れる
⇒中身が飛び出す(椎間板ヘルニア)

腰痛も椎間板ヘルニアも
「腰に負担を掛ける日常生活が原因です。」
と私は考えています。


お医者さんも整体師も来られる方に
楽になって欲しいという気持ちは
同じです。

ただ、専門分野や考え方、出来ることが違うので、
その事を少しでも理解して貰えたら嬉しいです。

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