第76回:腕、肩の負担の減らし方
1: 腕に力を入れすぎ?
私たちは手や腕を使っている事は
多いですよね。
ご飯を食べている時、
パソコン作業、
洗濯物を運ぶ、
お盆を運ぶ、
スマホ操作
などなど。
腕や肩が疲れることはありませんか?
それは、腕や肩に力が入っている為、
仕方がない場合もありますが、
少しコツが分かるだけでも、
腕、肩の負担は減らせます。
今回は腕、肩の負担を減らす方法を説明します。
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2: 腕、肩の負担を減らす考え方
腕や肩に力が入っている状態を知る為に、
まず、腕や肩に力が入っていない状態を
確認してみましょう。
立った状態で腕と肩の力を抜いてみて下さい。
手はどうなるでしょうか?
手は体の横にダラーンとなり、
手の平は体の方に向きますね。
この状態以外の時に
私たちは腕に力を入れています。
例えば、
・肩を上げている時
・肘が体から離れている時
・手の平が正面だったり、後ろに向いている時
ですから、
ダラーンとした手、腕、肩の
状態に近ければ近い程、負担は減ると考えて下さい。
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3: 腕、肩の負担の減らし方
負担を減らす方法はシンプルです。
ポイント①
『なるべく肘を体に近付ける』
肘が体から遠ければ遠い程、
腕、肩の力を使います。
ポイント②
『肘が体から遠い場合は、肘を下に向ける』
肘を下に向けると肩が上がりづらいです。
試しに壁を押してみて下さい。
肘が体に付いているパターンと
肘が体から離れているパタン。
肘が体に近い方が、体の力で押せます。
次に肘が体から離れている状態で、
両肘を外に向けているパターンと
両肘を下に向けているパターン。
両肘を下に向けている方が、
体の力で押せます。
押すパターンはあくまでも一例です。
物を持ち上げる時
何かを引っ張る時
何かを手で持ち続けている時
腕を使っている時は、
上記の2つのポイントを
思い出して下さい。
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4: 体をあまり動かさない時でも・・・
肘が体に近ければ近い程、
肩は前に出ません。
すると首、肩が引っ張られない為、
首、肩の負担は減ります。
実際に椅子に座っている姿勢で
試してみましょう。
両手で膝を触っている状態
(肘が体から離れている状態)
と
肘を脇腹に付いている状態
で
首、肩の引っ張られ感を
感じてみて下さい。
何度か試してみると
違いが分かるはずです。
肘が体に近い程、首、肩は楽です。
運転姿勢、パソコン、料理など
手を前に出している姿勢があれば、
是非、見直してみ下さい。
では また来月お会いしましょう!
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