運転中の体の負担を減らす
1: 運転中の腰の痛み

運転をしていると腰が辛い方、
多いですよね。
どうしても長時間座っていると、
同じ姿勢が続く為、筋肉が固まります。
ですから、降りる時には、腰が伸びない・・・
ということも多いです。
ただ、30分や1時間の運転で
腰が痛くなる方は要注意です。
腰の痛い方は、
どういう姿勢で運転して良いのか分からず、
クッションを腰に当ててみたり
試行錯誤していると思います。
よくある運転姿勢で
どこに負担が掛かっているのか、
そして、当院でお勧めしている
運転姿勢、シートの位置などを
まとめてみました。
少しでも運転中の負担を
減らせると嬉しいです。
2: よくある運転姿勢①

肘掛けを使って運転している方、
多いですよね。
肘掛けを使っている方は、
大抵、シートの位置がハンドルから遠く、
背もたれが倒れ、
寝そべるように
運転していることが多いと思います。
では、この姿勢はどこに負担を
掛けているでしょうか?
肘掛けを使っている姿勢は、
左お尻体重になっています。
⇒ 左のお尻、腰、骨盤の内側の筋肉に
負担が掛かり、固まります。
左肘を付いています。
⇒ 左肩、鎖骨まわりが固まります。
右手でハンドルの上を持って
操作しています。
⇒ 常に右肩が上がり、引っ張られている為、
右肩、右肩甲骨に負担が掛かります。
左側のお尻、腰、股関節と
両肩に負担を掛けていますので、
その部位が辛い方は気にして見て下さい。
3: よくある運転姿勢②

今はほとんどがオートマ車ですので、
左足でクラッチを踏むこともありません。
ですから、
左足は自由にどこにでも
置けるのですが、
この左足が曲者です。
左足を90度より曲げて
踏ん張っている姿勢で
運転している方がいます。
どこに負担を掛けている
見ていきましょう。
膝が90度より曲がっています。
⇒ 太ももの筋肉が張ります。
⇒ 膝裏の筋肉が縮んで固くなります。
足首が90度より曲がっています。
⇒ ふくらはぎがパンパンになります。
左足が重い、左の膝が痛い、伸びないという方は
気にしてみて下さい。
4: よくある運転姿勢③

アクセルやブレーキを踏む時に
かかとが浮いている方がいます。
かかとが浮いていることを
自覚している方は少ないですが、
運転中、運転後に
右足や右の股関節が辛い方に
運転の状態を確認してもらうと
かかとを浮かしている方がいます。
(女性がほとんどです。)
アクセルとブレーキの両方とも
浮かしている方もいれば、
ブレーキを踏む時だけの方もいます。
ブレーキはペダルが高い位置にあるのと
足裏全体でしっかり踏みたい為、
かかとが浮くとのことです。
さて、どこに負担をかけているでしょうか?
かかとが浮いているということは、
足全体を浮かしている状態に近いです。
⇒ 右太もも、右そけい部周辺の筋肉に緊張が入り、
ももの痛みや股関節の痛みになります。
右ももや右股関節が辛い方は
気にしてみて下さい。
5: おすすめの運転姿勢①

おすすめの運転姿勢を
お伝えする前に
シートの状態が大切となりますので、
そちらからお伝えします。
●背もたれの角度
『一番立てた状態から2段階、倒した角度』
(圧迫感が強い場合は、徐々に倒して下さい。)
●シートの位置
『ブレーキを踏んでも、両腰がシートから離れない位置』
『ブレーキを踏んでも膝が曲がっている位置』
背もたれの角度とシートの位置を調整することで、
ブレーキを踏む時に背もたれがストッパーになります。
逆に腰が背もたれに付いていない場合は、
お尻や腰に力が入り、負担となります。
●肘掛け
『肘掛けは上げて下さい。』
肘掛けを上げておけば、
自然に肘掛けに頼らずに
運転することができます。
6: おすすめの運転姿勢②

●ハンドルを持つ位置
『ハンドルの横から下の範囲を持って下さい』
ハンドルの上の方を持つと、肩が上がり、
肩こりになりやすいです。
●ペダルを踏む足
『ペダルを踏む時、かかとを付けて下さい』
かかとを付けることで
かかとを支点に足裏で
ペダルを操作できます。
かかとを浮かしてペダルを操作するより、
膝から上の負担を大幅に減らせます。
●乗り込む時
『乗り込んだ時に、座り直して下さい』
乗り込む時に、左お尻から着く為、
左お尻体重になりやすいです。
●姿勢
『背もたれに腰を当て、息を吸って肋骨を少し上げて下さい』
どうしても猫背になってしまうと
腰に負担が掛かります。
しっかり腰を当てた状態で、肋骨を少し上げると
腰に力を入れずに猫背の姿勢を避ける事ができます。
逆に腰に力を入れて背筋を伸ばすと
腰を痛めます。
●足
『両足共、なるべく膝を外に向けて下さい』
(足首より膝を外にする)
膝が内に向いていると、太もも、お尻、股関節に
負担が掛かります。
シートがハンドルに近ければ、
ブレーキも膝を外に向けて
踏むことができます。
●お財布
『ポケットに入れないで下さい』
左右均等に体重が乗らないのと、
お財布によって、お尻が圧迫されます。
早速、試して下さいね~。
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