第67回:首痛や頭痛は、あごの引き過ぎが原因?
1: 姿勢が良いのに、首が辛い?
猫背になるのがイヤで
背筋をまっすぐにして
座っている方、いませんか?
腰を反り過ぎていると、腰が痛くなりますが、
今回は首への影響についてお話をします。
背筋をまっすぐにする意識が強いと
あごを引いてしまいます。
あごを引く事により首に緊張が入り、
首痛、頭痛が起きます。
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2: あごを引く影響
あごを引くことで
首全体(前側、後ろ側)が緊張します。
そして、更に首を緊張させる姿勢が、
あごを引きながら下を向く姿勢です。
あごを引いてから下を向いてみて下さい。
45度位で止まりませんか?
この時、頭と首の付け根が
張って来るのが分かると思います。
パソコン、スマートフォン、本を読む、料理、頬杖など
下を向く姿勢は多いですね。
あごを引いていると
どんどん緊張していきますよ~。
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3: ストレートネックが原因?
あごを引いていると、
首がまっすぐの状態で緊張し続ける為、
ストレートネックになります。
よく、頭痛や首痛で整形外科さんを受診すると、
「ストレートネックが原因かもしれませんね。」
と言われますが、
ストレートネックだから頭や首が辛いのではなく、
ストレートネックを作る姿勢をしているから、
首や頭が痛くなり、ついでに
ストレートネックになるだけです。
私の首がおかしいのではなく、
私の姿勢がおかしいと
認識を改めて下さい。
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4: 改善方法
①普段からあごを少しあげる癖を付けましょう。
あごを少し上げることで、首の緊張は減ってきます。
試しに右手の平全体で、首の後ろを挟み、
顔を下に向けた状態から上にゆっくり上げてみて下さい。
ある角度から首の緊張がだんだん
緩むのが分かると思います。
車の運転中、歩いている時、TVを見ている時など、
あごを少しあげましょう。
②あごを引かずに下を向く癖を付けましょう。
あごを引いている方は、首より下を固定して、
首だけで下を向いている為、首に負担が掛かります。
ですから、あごを引いて下を向くのではなく、
あごを下に移動するように下を向いて下さい。
少し猫背になりながら、首が大きく曲がり、
いつもより下を向けると思います。
(顔が前に出ている状態です。)
首の緊張が減ります。
③首の体操
右手の平で、首の後ろを挟み、
後ろに引きながら、上を向きます。
(引く位置は首の上、真ん中、下と3ヵ所)(5秒ずつ)
④首の体操②
バスタオルを丸めて、バスタオル枕を作り、
仰向けでバスタオル枕を首の下に入れます。
顔を左右に20回揺らして、5分休みます。
あごを引く、見た目の良い姿勢を止め、
負担の少ない姿勢を心掛けましょう!
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