第151回:お尻歩き
1: 要注意のストレッチ
床で両足を伸ばした状態での前屈。
床で足裏を合わせた状態での前屈。
床で開脚しての前屈。
股関節が固い人にとって
要注意のストレッチです。
骨盤が前に倒れないのに、
無理に上半身を前に倒そうとすると
股関節周りやお腹の筋肉を固めるだけで、
デメリットしかありません。
無理に行うと、腰痛になる方もいます。
良かれと思ってしているストレッチで
腰痛になるのは、勿体ないです。
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2: お尻歩き
床で両足を伸ばした状態で、
お尻歩きをすると、体に良いと
聞いたことはありませんか?
お尻歩きは、骨盤を動かす為、
骨盤に付着している筋肉、
股関節周りの筋肉が
伸び縮みする為、おすすめです。
お尻歩きを20歩(なるべく大きく)する前とした後で、
両足を伸ばした時の前屈を比べて見て下さい。
お尻歩きをした後の方が
前屈が柔らかくなっていると思います。
ただ、お尻歩きをすると
痛みが出る方は、止めて下さいね。
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3: お尻歩きの応用
床で開脚した時も
お尻歩きが効果的です。
足を伸ばした時のように
前に進むことはありませんが、
開脚をして上半身を倒した状態で
お尻歩きをすると、少しづつ上半身が
倒れていきます。
股関節周り、もも裏の筋肉が
ストレッチされ、
体が柔らかくなります。
骨盤が直角より前に倒れるようになれば、
そけい部から上半身を折り曲げる意識で
行うと更に良いです。
股関節周りが固すぎる方は、
片足はあぐらのようにし、片足だけ外に開いて
行うと良いです。
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4: 更なる応用
開脚した状態で上半身を横に倒すストレッチも
同じようにお尻歩きをしているつもりで、
行うと良いです。
上半身をまっすぐ倒すバージョンを行った後は
上半身を横向きに倒すバージョンもやると
更に柔軟性が高まります。
ただ、ストレッチをしても
すぐ固くなりますので、
継続して行うことがとても大切です。
テレビやユーチューブを見ながら行ったり、
本を読みながら行ったり、
習慣にして、毎日行って下さい。
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