第149回:枕が合わない方へ
1: 枕が合わない
第90回で「枕選びに悩んでいませんか?」
という記事を書きました。
仰向けでは、バスタオルを丸めた
バスタオル枕を紹介しましたが、
施術をしていると、首の後ろ側が硬過ぎて、
首が後ろに曲がらない方もいます。
となると、バスタオル枕を試しても
寝るのが辛い為、
枕探しの旅に出ることになります。
このような方は
どうすれば良いのでしょうか?
答えは「首の弾力性をつける努力をする。」です。
首が硬い方が、その首に合わせた枕を
見つけても、更に悪化させるか
すぐに合わなくなり、
枕がどうしても合わない・・・
ということになりますので。
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2: 首を固める姿勢
首の弾力性をつける為には、
首を固める原因を減らすのが
大事なポイントとなります。
首を固める姿勢は大きく分けて2つです。
1つ目は、首の後ろを引っ張っている姿勢です。
具体的に言うと、
顔を下に向けている姿勢です。
スマホを見ている姿勢、
料理をしている姿勢
などです。
2つ目は、首に力を入れている姿勢です。
顎を引いている姿勢、
PCをのぞき込んでいる姿勢
などです。
筋肉は引っ張られ続けても
縮めて力を入れ続けても
硬くなります。
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3: 首の負担を減らすポイント
<顔をまっすぐ向いている時>
(歩行、運転、話をする)
あごを少し上げ、首の後ろを
少し縮めている姿勢が良いです。
<下を向いている時>
(料理、読書、スマホ)
背中をピンと伸ばした状態で
下を向くと首の負担が大きい為、
背中を丸くして、あごを引かないように
下を向くのが良いです。
読書、スマホの場合は、
なるべく高い位置に置いて
読んだり、見るのが良いです。
<のぞきこんでいる時>
(PC)
まっすぐの姿勢をして、あごを少し上げ、
胸からPCに近づくように上半身を倒すのが良いです。
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4: 首の体操
●体操①
座った状態で、
首の骨の両際を
両手の中指と薬指で
前方向に押します。
押している位置より
上側を動かすように
上を向きます。
押す位置は、首の下側から始め、
頭の付け根まで行いましょう。
(4~5ヶ所)
押している部位が後ろに
動かないようにするのがポイントです。
●体操②
仰向けで丸めたバスタオルを
首の下に入れ、
小さくうなずく(20回)
左右に小さく顔を向ける(10~20回)
5~10分、そのまま休む。
その方の首の硬さにもよりますが、
バスタオル枕をしても
違和感がなくなっていきます。
是非、試してみて下さい。
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