歯ぎしり

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日常生活 改善コラム

毎月更新!太田 整体 4コマ

第128回:食いしばりと歯ぎしり

1: 頭の前側の痛み

整体 イラスト:体のゆがみ

こめかみや側頭部に痛みが出る方も
意外と多いですよね。
片頭痛だからと諦めていませんか?

単純な筋肉による影響の場合も多いです。

筋肉が影響しているのは2パターンです。
①筋肉の弾力性がなくなり、痛みが出る場合
②血管圧迫により、血液が筋肉に届きにくくなり痛みが出る場合

特に頭の前側の痛みとなると
・顔を前に出していることで緊張する首の横の筋肉
・嚙むときに使うあごの筋肉
・目の疲れによって緊張する目の周りの筋肉
が関係していることが多いです。

日常生活の原因となると
・顔を前に出している姿勢
・日中の食いしばり
・睡眠中の歯ぎしり
・目の酷使
となります。

今回は、食いしばりと歯ぎしりについて説明します。


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2: 食いしばりと歯ぎしり

整体 イラスト:体のゆがみ

食いしばりは、日中に行っているので、
気付きやすいです。

何かに集中している時や力を入れるときに、
歯を噛みしめていることが多いです。
自分で気付いている方がほとんどです。


歯ぎしりは、睡眠中に行っているので
自分では気付きにくいです。

同じ部屋に寝ている人が居れば、
歯ぎしりの音を聞いているはずなので、
教えてくれます。

ただ、一人で寝ている方でも
歯ぎしりをしているか分かる方法があります。

それは、鏡の前で口を大きく開け、
頬の内側の歯と歯の嚙み合わせ部分に
白いあとがあるかどうか確認してみて下さい。

食いしばりか歯ぎしりをしている方は、
白いあとがあります。

日中、食いしばりをしていないのに
白いあとがある方は、知らずに歯ぎしりをしています。


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3: マウスピース

歯ぎしりをしている方は
歯が削れていたり、酷い人は歯が割れることがある為、
歯医者さんに行くと歯を保護する為に、
マウスピースを着けて寝ることを勧められます。

マウスピースはあくまでも歯の保護の為です。
マウスピースで歯ぎしりが無くなるわけではありませんので、
ここを勘違いしないで下さい。

ですから、歯の削れや割れに対しては効果を発揮しますが、
歯ぎしりをしている時のあご周り、側頭部、首の緊張は変わりません。

ちなみに、どの部分が緊張するか確認するのに
歯をグーっと噛んで見て下さい。

結構、広い範囲で緊張しますよね。

日中の嚙み締めも、緊張しますが、
歯ぎしりは歯を割る方がいる位、
強い力が掛かっています。

そう考えると、少し怖いですよね。

あと、マウスピースを着けると
いつも寝ている時の口の開け方と異なり、
結構、閉じ気味となりますので、
余計に力が入りやすくもなります。

個人的な意見ですが、
いつも寝ている時の口の開き具合に合わせて
マウスピースを作ると、あごの負担が減り、
良さそうな気がします。


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4: 対策

整体 イラスト:体のゆがみ

<食いしばり>
食いしばりは、日中の決まった時に
行っている事が多いので、
その時に意識して、
『歯と歯の間を開ける』ようにすると良いです。

それだけで、食いしばりは変わっていきます。


<歯ぎしり>
歯ぎしりは、寝ている時に行っている為、
改善が難しいのが実情です。

歯ぎしりの原因は、
・ストレス
・歯の嚙み合わせが悪い
などが上げられます。

どちらも、簡単には原因を減らせないし、
根本からの解決は、難しいです。

そこで、歯ぎしりの状態(歯と歯が合わさった状態)を
日中や睡眠中に減らすことをお勧めしています。

まず、座った状態であごを引きながら下を向いてみて下さい。
自然に上の歯と下の歯がぶつかりますね。
ということは、あごを引くという姿勢は、
自然に食いしばりや歯ぎしりの状態を作っているということです。

逆に上を向くと、口は開き、上の葉と下の歯も離れますね。

ですから、普段からあごを引かない方が良いですね。

<まっすぐ見る時>
少しをあごを上げる

<下を向く時>
見たいものに対して、目から下を向くのではなく、
鼻を近づけるようにして下を向く

<仰向けで寝る時>
頭を高くして寝ると、あごを引いている状態になりますので、止めましょう。
お勧めはバスタオルを丸めて、首の下に入れる寝方です。
少し上を向いた状態となりますので、歯と歯は離れます。

<横向きで寝る時>
お腹の方を向くように丸くなって寝ると
あごを引いている状態になりますので、止めましょう。

いつもより少しでも頭を下げずに寝るように心掛けましょう。
(寝始めや睡眠途中で気付いた時)


それ以外の対策は、寝る前に「口を開けて寝る」と暗示を掛けることです。
これはためしてガッテンの方で確認してみて下さい。


根本的な解決方法はありませんが、
普段から歯と歯を閉じない習慣をつけるのも
一つの対策かと思い、今回ご紹介しました。

少しでも役立つと嬉しいです。


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