第117回:病院?整体院?どちらに行く?
1: 痛みがある時
頭、首、腰、膝、股関節、足などが痛いと
まずは整形外科に足を運ぶ人が多いですね。
診てもらえば、原因が分かり、
適切な治療をしてもらえると
思うから行くのですが・・・。
実際はどうかと言うと、
整形外科に行くと、
検査は大体、レントゲンとMRIです。
レントゲンとMRIで何を診るかという
基本は骨の状態です。
<レントゲンで分かること>
・骨と骨の間が狭まっている所があるかないか
(椎間板ヘルニアの可能性)
・脊柱管狭窄症の可能性
・すべり症
・圧迫骨折
<MRIで分かること>
・椎間板ヘルニアの状態
(神経圧迫しているどうかなど)
・脊柱管狭窄症の状態
(神経圧迫しているどうかなど)
・すべり症
・圧迫骨折
あと言われるのは、「坐骨神経痛」です。
これは、レントゲンやMRIで分かるのではなく、
足に痛みが出ていると、言われます。
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2: 病院での治療
どのような診断でも、
病院でしてもらえることは、
大体下記のどれかだと思います。
・湿布
・電気
・温熱療法
・痛み止めの薬
・痛み止めの注射
(ヒアルロン酸の注射、ブロック注射など)
・リハビリ
痛みが強い場合は、
薬の量を増やす、又は
強い薬に替えていきます。
日常生活がそれでも
困難な程、痛い場合は
最後は手術となります。
手術は、
膝や股関節の場合は、
人工関節置換術となり、
腰痛や足の痛み、しびれの場合は、
椎間板ヘルニアの除去、
狭窄症の方は、背骨を固定する手術を
する場合があります。
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3: 手術の成功率50%?
よく、手術をしても
良くならなかったという方がいます。
そこで手術の成功率50%という
数字がネットで出てきますが、
実際は違います。
現代の手術の成功率はほぼ100%だと思います。
失敗というのは、手術をして下半身不随になったなど、
逆に悪化した場合です。
そういう意味では、手術自体は、
やりたいことを成功させています。
ただ手術の成功と症状が楽になる事は
別だということを分かって下さい。
なぜなら、原因が手術した個所にあれば、
症状は楽になりますが、
原因が別の所にあれば、
症状は変わりません。
言われてみれば当たり前ですね。
大げさに表現すると
足のしびれに対して、
肩を手術しても、勿論変化は無いですよね。
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4: 本当の原因
手術を最後の頼みとしている方は
多いですよね。
手術さえすれば、何とかなるだろうと。
ただ、残念ながら
先程、お伝えした通り、
原因が違えば、手術をしても
症状は変わりません。
では、手術する個所以外に
原因はあるのでしょうか?
お医者さんは、基本的に骨の状態を見ています。
筋肉やゆがみに対して説明を
受けた事はあるでしょうか?
そうです。
お医者さんは骨を見て、
骨に関わる箇所を手術しています。
筋肉が原因の場合は、
手術をしても変わりません。
そこを知っておくと、
手術をして変わらなくても
落ち込む必要はありません。
原因は骨以外の個所にあるのだと
思えば良いからです。
是非、手術を最後の頼みにせずに
お医者さん以外に頼る場所が
あることを覚えて置いて下さい。
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