第111回:パソコン作業時の資料の位置
1: 資料の位置
パソコンと言えば、会社にしかない時代もありましたが、
今では家で使う方も増えましたよね。
パソコンの画面を見て、作業する方は良いのですが、
A4資料を見ながら、パソコンを作業する時方ありますよね。
資料を見ながら、パソコンを作業する時は、
皆さんは、資料をどこに置いていますか?
マウスがある為、パソコンの右側に置く方は
ほとんど居ないと思いますので、下記のどちらかですね。
・パソコンの左側
・パソコンの手前
仕事効率で言えば、
パソコンの手前に資料を置いた方が
良いですね。
どこまで打ち込んだか資料の文字を探すのに
とても楽です。
ただ、どちらが体を痛めやすいかと言うと
パソコンの手前に資料を置いている方です。
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2: 左側に資料を置く
資料をパソコンの左側に置くと、
パソコンは手元に持ってこれます。
パソコンは体に近ければ近いほど、
姿勢の意識は必要ですが、
猫背を回避できます。
猫背を回避出来れば、
首の後ろ、両肩、背中の
負担は減ります。
唯一、負担になるのが首の右側です。
資料を左側に置くことで、
左向きの姿勢が多くなりますので、
右の首が引っ張られます。
すると、筋肉は引っ張られ続けても
緊張する為、筋肉の弾力性はなくなり、
右首が辛くなります。
右が向きにくくなります。
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3: 手前に資料を置く
姿勢も資料を手元に置くと、
PCは資料の更に奥になります。
そうなると、前かがみになりながら、
手を伸ばす姿勢になります。
顔も前に出て、首を伸ばしています。
引っ張られている場所、
すべてが辛くなると考えると
・首の後ろ
・首の前側
・両肩
・肩甲骨付近
首が張ると、頭痛にもつながります。
胸を縮めすぎると
鎖骨付近や胸側の真ん中も痛くなります。
こちらは縮めすぎることで
筋肉の弾力性がなくなります。
更に、顔が前、肩が内に入る姿勢が癖づくと、
まっすぐの姿勢をしているつもりでも
自然に顔が前、肩が内の姿勢になります。
癖づくと、自分の意識では、
良い姿勢にすることが難しくなります。
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4: おすすめ
パソコン作業で資料を見る場合、
おすすめは下記のようになります。
●短時間作業の場合
・資料を左に置く
・文字が見える場合は、
左を向く角度を浅くする為、
左の奥に資料を置く
●長時間作業&マウスを使わない場合
・10分毎に資料を右と左の位置を入れ替える
●長時間作業&マウスを使う場合
・マウスパットを使える方は、
10分毎に資料を右と左の位置を入れ替える
・マウスパットを使えない場合は、
資料を左に置き、体もわざと少し左に向ける
基本の姿勢は、
・猫背から息を吸って、まっすぐの手前で止める
・胸から近づける
・パソコンを手前に持って来て、
なるべく体の横に肘を近づける
です。
長時間のパソコン作業で体を
痛めている方は多いです。
どうすれば負担が減るか知っているだけでも
痛みを軽減できます。
是非、試して下さいね~。
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