第52回:体育座りの影響
1: 体育座りとは
体育座りは
床や地面に両膝を抱え込むように
座る姿勢です。
体育座りと聞くと、
私は学生時代を思い出します。
体育で説明を聞いている時、
全校集会の時、
部活の大会で待っている時など。
あの時は苦るしいとも
思わなかったのですが、
整体の道に足を踏み入れてからは、
体育座りがどれだけ
体に負担をかけているかが
見えてきました。
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2: 首への影響
体育座りは、
極端な猫背の姿勢です。
顔は胸の位置より
大分、前に出た状態で、
首はまっすぐに伸びた状態です。
この状態を続け、
顔を前に出すクセが付いたり、
首がまっすぐのまま固まってくると、
ストレートネックの出来上がりです。
頭痛、首痛、肩こり、吐き気
の原因にもなります。
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3: 肩への影響
猫背でも肩は内に入りますが、
体育座りは
足を抱え込むことで
肩は更に内側に入り、
肩、背中の筋肉を引っ張ります。
肩こり、背中痛の
原因になります。
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4: 腰への影響
お尻より膝の位置が高くなればなるほど、
骨盤は後ろに倒れていきます。
体育座りは、
膝の位置がとても高い為、
骨盤は後ろに倒れ、
腰の生理湾曲がなくなり、
腰への負担が大きくなります。
更に、体育座りは
上半身を後ろに倒れないようにする為、
お腹やお腹の奥の筋肉(股関節に関わる筋肉)
を縮めて緊張させています。
お腹側の筋肉を縮めた状態が続くと
立ち上がった時、背筋が伸びづらくなります。
これも腰の負担になります。
体育座りは、体のあちこちに負担を掛けていますね。
極力避けた方が良いのですが、
体育座りをしなければいけない場合は、
膝を伸ばし気味にし、
背筋を少しでも伸ばして下さい。
負担が減りますよ~。
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