第44回:自律神経について その1
1: 自律神経
健康番組が増え、TVでも
「自律神経の乱れ」という
言葉を聞くようになりましたね。
今回は、この分かりづらい
自律神経について
説明していきます。
説明することが多い為、
・自律神経の乱れって何?
・乱れる原因は?
・乱れるとどうなるの?
・どうすれば改善するの?
については次回以降に
説明していきます。
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2: 自律神経って何?
神経というのは、脳から背骨を通り、
枝分かれしながら全身に行き渡っています。
その全体に行き渡っている神経(末梢神経)は2種類に分けられます。
①コントロールできる神経(体性神経)
・運動神経
・知覚神経
②コントロールできない神経(自律神経)
・交感神経
・副交感神経
手や足は意識して動かすことは出来ますが、
内臓は意識して動かす事も止める事も出来ません。
自律神経とは
意思に関係なく
働いている神経
と考えて下さい。
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3: 自律神経の主な働き
・ 体温調節
・ 姿勢の変化による脳への血液
・ 免疫
・ 血液循環
・ 呼吸
・ 消化吸収
・ 排泄
・ 代謝
・ 内分泌
など
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4: 交感神経、副交感神経
自律神経は更に2種類に
分類されます。
・ 交感神経(活動)
・ 副交感神経(リラックス)
一方が働くと、一方が休むというように
バランスを保ちながら働きます。
例えば、
交感神経が優位になると、
血管は収縮、
血圧は高くなります。
逆に、副交感神経が優位になると、
血管は拡張、
血圧は低くなります。
胃腸の働きも活発になります。
必要に応じて、
どちらかの神経が優位になるように
働いています。
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5: 時間帯や温度の影響
・朝~昼: 交感神経が優位になりやすい
・夕~夜: 副交感神経が優位になりやすい
・夏(暑い): 副交感神経が優位になりやすい
・冬(寒い): 交感神経が優位になりやすい(血圧を上げる為)
自律神経は、悪者のように
扱われる事が多いのですが、
「自律神経は生きるのに必要な
働きをしている」
とまず考えて下さい。
その自律神経を乱れさせることが
様々な症状を引き起こす原因なのです。
ここから先は、次回以降に
説明して行きます。
少しでも自律神経について
理解して頂けると嬉しいです。
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