膝の水

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日常生活 改善コラム

毎月更新!太田 整体 4コマ

第18回:膝に水が溜まる

整体 イラスト:ひざの構造

1: 膝の構造

整体 イラスト:膝に水が溜まる?

よく「膝に水が溜まったので抜いて貰いました!」
という声を耳にしますが、

「なぜ膝に水が溜まるの?」
「どこから水は来るの?」
「注射で水を抜くと良くなるの?」

と思った事はないですか?

まずは膝の構造について簡単に説明します。

整体 イラスト:膝の構造

膝関節はイラストのように、

・太ももの骨とすねの骨を結ぶ靭帯
・クッションの役割をする軟骨と半月板
・その周りを包む関節包
・関節包の内側にある滑膜
・滑膜の内側を満たしている滑液

があります。

この滑液がよく「膝に水が溜まる」といった時の
水と表現されるものです。

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2: なぜ、膝に水(滑液)が溜まるの?

整体 イラスト:水がたまる

元々、膝に水(滑液)はあるのですが、
通常より滑液が溜まる理由は、
ほとんどが『炎症』です。

滑液は滑膜によって作られていますが、
炎症が滑膜を刺激すると滑液の量が増えます。

更に炎症時は滑膜がむくんでしまい、
滑液の吸収する能力が低下します。

すると、いつもより膝に水が溜まって行きます。

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3: 膝の水は抜いた方が良い?

お医者さんでは通常、膝の水(滑液)を
注射で抜いて対応します。

それでも溜まる場合は炎症を抑える薬を注射して
炎症を抑えようとします。

水を抜く事で、水が溜まらなくなる方もいますし、
膝を曲げやすくなる方もいますので、
一概に否定はしませんが、

根本原因の解決にはなりません。

水を抜いても注射をしても水が溜まってしまう方は、
根本的に炎症の原因を無くす必要があります。

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4: 水が溜まった時の対応

水が溜まる原因は、膝の炎症です。
そして、炎症が起きるのは、
膝に負担を掛け過ぎている証拠です。

ですから、膝の負担を減らすことが、
根本的な解決になります。

膝への負担でよく言われるのが、

・体重が重い
・筋肉不足
・体のゆがみ です。

どの負担が一番大きいかと言うと、
恐らく体のゆがみだと思います。
(個人的な意見です。)

なので、これ以上ゆがみを大きくしない為にも
まずは生活習慣を見直しましょう。

<立ち方>
①立つ時、歩く時は、出来るだけ
背筋を伸ばすようにしましょう。
猫背で立つと、膝は軽く曲がる為、
常に膝に負担が掛かります。

②極端な小指側体重は避けましょう。 
小指側体重は外にバランスを崩しやすい為、 
膝に外側の力が働きます。 
(膝は横には曲がらない為、大きな負担となります)

③内股で立つのは避けましょう。 
内股は小指側体重になりやすい為、
②と同じ負担になります。

整体 イラスト:クッションを下に


<座り方>
①あぐら、横座り、ペタンコ座り(女の子座り)は
避けましょう。 

横方向への力が膝に加わるので、
膝に大きな負担が掛かります。 

足を伸ばして膝の下にクッション入れるか、
椅子に座るのが良いです。

整体 イラスト:クッションを下に


<自己療法>
①足を伸ばして、手でお皿を掴み、
上下10回、左右10回動かしましょう。 

お皿周りの筋肉がゆるんで来ます。

②足を伸ばした状態で、
膝の下にバスタオルを丸めて入れ、
踵を支点につま先を左右に10~20回揺らします。

膝裏の筋肉や足全体の筋肉が
ゆるんで来ます。

改善できる項目が多ければ、それだけ負担は減ります。
まずは実践して見て下さい。

(変わらない方は、整体できっちりゆがみを整えましょう!)

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