第87回:ふくらはぎの負担の減らし方
1: ガチガチ
ふくらはぎが張ると
立っているのも歩くのも
階段の昇り降りも辛いですよね。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれる程、
重要な部位です。
ふくらはぎがガチガチになれば、
足先から心臓に行くまでの血液、リンパ液の
循環も悪くなります。
循環が悪くなれば、身体の他の部位にも
影響を及ぼします。
今回はふくらはぎの負担の減らし方に
ついてご紹介します。
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2: ふくらはぎが張る姿勢
筋肉が張る(緊張)というのは、
大きく分けて2種類あります。
①力を入れて縮めている状態
②引っ張られている状態
まず①をふくらはぎに
当てはめていきましょう。
・つま先立ち
(遠い所、高い所に手を伸ばしている時など)
・イスに座って、足を引いている状態
(足首が90度以上、曲がっていない状態)
・イスに座って、かかとを浮かしている状態
(ももの上で書き物をする時など)
②の目安は足首が90度より曲がっている状態です。
・立位
・前屈み、中腰
・下の物をとる
・歩く、走る
・イスに座って、足を引いている状態
(足首が90度以上、曲がっている状態)
・しゃがみ姿勢
など
<イス>
・足を引いている状態
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3: 特に張る姿勢
筋肉は同じ動きを繰り返すよりも
同じ姿勢を保つときの方が負担となります。
ご自身の日常生活の中で、
10分以上し続けている姿勢が
ないか確認してみて下さい。
1.膝の裏を伸ばした状態で立ち続ける
(片足重心で行っている人が多いです。)
・立ち仕事、台所、立ち話など
2.前屈みや中腰での作業
3.イスに座って足を引いた状態
(膝を90度より曲げた状態)
4.しゃがみ続ける
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4: 負担の減らし方
1.立ち姿勢
・膝を少し曲げた状態が良いです。
・やり方は、膝を一度曲げ、少しずつ伸ばし、
伸ばしきる前に止めます。
2.前屈み、中腰
・かかとの方に重心をかける
・両足の位置を5~10分毎に変える
・両足が揃った状態
・右足前、左足前
・つま先の角度を変える
3.イスの座り方
・膝を90度より伸ばす。
又はあぐらっぽく、足を交差させる
4.しゃがむ
・膝を地面に付けられる場合は、付ける
・付ける足を5~10分毎に替える
・地面に膝を付けられない場合は、
どちらかの膝を少し高くする
特にやって欲しいのが、かかと重心です。
つま先の方に重心を掛けた場合と
かかとに重心をかけた場合は、
ふくらはぎの張りの違いが分かると思います。
是非、ご自身でふくらはぎに負担を
掛けている姿勢を見つけ、
改善してみて下さい。
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