第74回:育児中の手首の痛み
1: 育児中
0歳児のお子さんだと、
お母さんが体や頭を支えている時間は
意外と多いですよね。
・授乳
・お風呂
・抱っこ
特に授乳中は同じ姿勢で
お子さんを抱え続ける為、
手首が痛くなる方も多いと思います。
今回は、抱っこ時の手首の負担を
減らす方法について説明しています。
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2: なぜ手首が痛くなるの?
抱っこで手首が痛くなる時に
どの筋肉が影響しているかというと、
手首から肘までの筋肉です。
(前腕の筋肉
更に説明を加えると、
前腕の外側(手の甲側)の筋肉が
影響しています。
指を伸ばしたり、手首を反らせる時に
使う筋肉を緊張させ続け、痛みを出しています。
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3: 前腕に力が入る状態
どういう時に前腕の外側に緊張が入るか
自分で確認してみましょう。
●確認①
まず、左手で右手首を掴んで下さい。
そして、右手をグー、パー、グー、パーしてみて下さい。
グーよりパーの方が手首が太くなりませんか?
それは筋肉に力が入って、膨張している証拠です。
●確認②
次に先程の状態で右手をパーにしたまま、
右手首を曲げたり、反らしたりしてみて下さい。
手首を反らせるほど、右手首に力が入る事が
分かると思います。
まとめると、
指を伸ばしている状態、手首を反らせている状態は
手首に力が入っている状態になります。
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4: 対策
先程の前腕に力が入る状態、
入らない状態が分かれば、
手首の負担を軽減することができます。
パーよりもグーの方が力は抜けます。
ですから、グーの状態で抱っこが出来れば
一番手首の負担が減ります。
ただ、グーでは体を支え辛いです。
おススメなのが、、
パーから力を抜くと自然に手の平が縮まりますね。
そこから指を閉じて、手首を少し曲げると、
手首の負担はかなり減ります。
抱っこ時の手首の痛みで悩んでいる方は
是非、試してみて下さい。
では また来月お会いしましょう!
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