技法紹介
少林寺拳法の特徴は「剛柔一体」です。
・剛法: 突き、蹴り、打ち、切り、かわし、受けなど
・柔法: 手法、抜き、逆技、固技など
これを相手の攻撃に応じて使い分けます。
また、剛法の中に柔法の、柔法の中に剛法の要素があります。
剛法
◆外受突(そとうけづき)
相手の上段直突きに対して、上半身をかわしながら、
後ろの手で相手の突きを外側に受けます。
相手の中段に突きを入れます。
相手の隙がある角度に離れます。
◆燕返(つばめがえし)
相手の直突きに対して、上半身をかわしながら、
前の手で相手の突きを受け流します。
受けた手を止めずに、相手の頸動脈を手刀で切ります。
相手の中段に突きを入れます。
相手の隙がある角度に離れます。
柔法
◆寄抜(よりぬき)
相手が手首を引こうとするのに対して鈎手をしながら当身をします。
相手の手首を支点に、自分の体と肘を動かして抜きます。
抜いた手で熊手をつくり、相手の上段に当身を入れます。
相手の隙がある角度に離れます。
◆十字小手(じゅうじごて)
相手が腕を押してくるのに対して、鈎手手法をして守ります。
掛手をして、肘を入れながら、相手の手首、肘、肩を固めます。
相手の隙がある角度に離れます。