膝を立てる

お電話でのご予約・お問合せ

日常生活 改善コラム

毎月更新!太田 整体 4コマ

第140回:仰向けで膝を立てて寝る影響

1: 仰向けで寝る

整体 イラスト:体のゆがみ

仰向けで寝ていると
腰が痛くなる方いませんか?

仰向けで腰が痛くなると
横向きになる方が多いと思いますが、
両膝を曲げて寝る方もいます。

なぜ腰が楽になるかは
後で説明しますが、

この両膝を立てることで、
別の場所が痛くなる場合がありますので、
長時間、その姿勢でいるのは要注意です。

今回は両膝を立てて寝る影響について
説明します。

コラム一覧に戻る

 

 

2: なぜ、仰向けで膝を立てると楽になるのか

整体 イラスト:体のゆがみ

仰向けで腰に影響する筋肉は
2つあります。

1つ目は大腰筋(だいようきん)です。
腰付近の背骨からお腹の奥を通って、
足の骨の内側に付いています。

2つ目は腸骨筋(ちょうこつきん)です。
骨盤の内側全体に付着し、
最後は、大腰筋と同じく、
足の骨の内側に付いています。

硬くなっている筋肉は
ギューッと縮めて力を入れても痛いのですが、
伸ばされすぎても力が入り、痛くなります。
(どこが痛くなるかは、その筋肉によります。)

大腰筋も腸骨筋も足の骨の内側に
付着していますので、
仰向けの状態で、足を伸ばした時が
一番ピンと張り、

膝を曲げた方が、引っ張られる状態が
緩和します。

ですので、仰向けで大腰筋、腸骨筋が
原因で腰が痛い方は、引っ張られすぎて痛い為、
膝を曲げることで、腰は楽になります。

コラム一覧に戻る

 

 

3: 膝を立てることの影響

整体 イラスト:体のゆがみ

膝を立てると、腰が楽になる為、
体にとっては良いと思われますが、
実は、そうでもありません。

膝を立て続ける姿勢は、
力を抜くと、足が伸びたり、
足が外に倒れたりします。

ということは、
膝を立て続ける姿勢は、
足が伸びないように力が入っていますし、
膝が外に倒れないように力が入っています。

膝を伸びないようにしているのは、
太ももの筋肉、大腰筋、腸骨筋です。

膝を外に倒れないようにしているのは、
太ももの内側の筋肉、大腰筋、腸骨筋です。

更に、両膝を合わせた姿勢は、
太ももの外側やお尻の外側の筋肉を
引っ張り続けていますので
それらの筋肉も固くなります。

立った時に腰は伸びにくくなり、
腰に負担を掛けるし、

足は内ねじりの癖がつきますので
股関節周りが痛くなる可能性があります。
可動域は狭まります。

ですから、膝を立てる姿勢は、
体操などでするのは良いですが、
長時間は避けて下さい。

コラム一覧に戻る

 

 

4: 仰向けで腰が痛い方へ

整体 イラスト:体のゆがみ

仰向けで腰が痛い方は、
膝の下にクッション(丸めた毛布など)を
入れて下さい。

どこにも力を入れずに、
膝を曲げた状態が保てますので、
腰は楽になります。

ただ、これはあくまでも
負担が少ない状態を作っているだけで、
筋肉の緊張を解いている分けでは
ありませんので、ご注意して下さい。

膝を立てる姿勢で似たような姿勢に
体育座りがあります。

この姿勢も同じ部位の筋肉を
緊張させる プラス
首、肩、背中を引っ張り続ける為、
更に負担を掛ける部位が多くなります。
是非、避けて下さい。

腰が痛い方は、まずは仕事の休憩時間や
TVのCM中などにに
腰を大きく回すことをお勧めします。
(時計回し、反時計回し 各20回)
(時間がある時に、何度でも行う)

なるべく大きく回すことで
色々な筋肉が伸び縮みしますので、
筋肉の弾力性が少しづつ戻ります。

全ての腰痛の方が楽になる
という訳ではありませんが、
試してみて下さい。

コラム一覧に戻る

 

 

お電話でのご予約・お問合せ 0277-46-8407 当院に関するご質問は コチラからも是非!