第133回:両お尻体重になっているかの確認
1: 体が傾いていると
自分の体が左右に傾いていないか
気になったことはありませんか?
または座っていた後で、
左右どちらかの股関節や腰が
辛くなることはありませんか?
もしかしたら、体が左右に傾いて
いるかもしれません。
体が左右に傾いていると
負担の掛かっている筋肉が固くなります。
一時的なものであれば良いのですが、
それが毎日となると、
筋肉はどんどん固くなり、
痛みとなります。
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2: デスクの環境
特にデスクの環境により
体が左右に傾いたり、体を捻じっている
場合がります。
例えば、
机の上に置いてある書類や電話などにより、
PCが体の正面に置けない。
LANケーブルが短くて、
PCが体の正面に置けない。
意外に盲点なのが、足下です。
足下に物が置いてあり、自分の好きな位置に
足を動かせない。
又は、サイドワゴンが邪魔をして、
PCの正面に体を持って来れない。
机周辺の環境は本当に大事です。
少しでも良いので変える努力をしてみて下さい。
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3: 仕事の環境
左側に書類を置き、
書類見ながらPC作業をすることが多い。
左側体重となるし、
書類を見ていない時は、
まっすぐになっていると
思っているかもしれませんが、
恐らく若干左側体重になっています。
電話を取ることが多く、
電話に線が繋がっている。
電話している最中は、確実に
電話の方に体を傾けています。
他の人と話すことが多い。
斜め前のデスクの人、隣のデスクの人、
報告や相談で隣に来た人など。
やはり体を捻じったり傾いたりします。
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4: 両お尻体重の確認の仕方
デスク環境や仕事の環境により
片側に体重が乗ることは致し方ありませんが、
まっすぐ座れる環境の時には、
まっすぐ座っている事はとても大切です。
傾いていると、まっすぐの基準が分からない為、
どんな時も傾いてしまいますので。
<確認の仕方>
椅子に座った状態で
左右のお尻の下に両手を入れます。
(ソファーなど柔らかすぎる椅子ではなく、
デスクやキッチンの椅子で確認して下さい。)
手の平に骨が当たると思いますが、
それは坐骨(ざこつ)という骨です。
この骨を基準に左右均等に体重が
乗っているか確認します。
次に、上半身をわざと左右に少しだけ倒し、
右お尻体重や左お尻体重を
何回か繰り返します。
その中で左右均等の状態を探します。
その坐骨の感覚が分かったら、
手を外して同じことをします。
これで骨盤は左右均等になりました。
次に息を吸って肋骨を上げます。
上半身が傾いていたまま、
肋骨が上がると、左右のどこかに
張り感が出ます。
張り感が出ない角度を見つけて下さい。
首も同じように、上に伸ばしてみて、
張り感が出ない角度を見つけてみて下さい。
但し、体のゆがみが強い場合は、
これに当てはまらない為、
ゆがみを変える必要があります。
時々行うと、自分の日頃の癖が分かります。
体に張り感や不調を感じている方は、
原因を見つける目安になります。
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