第95回:座っているとお尻が痛い
1: 座る
座っていてお尻が痛いな~と
思ったことがありませんか?
私たちが座っているのは、
・お化粧
・朝食時
・昼食時
・夕食時
・新聞を読む
・読書
・お酒
・休憩時間
・テレビ鑑賞
・パソコン操作
・スマホ操作
・書き物
・運転
・電車
・お風呂の湯舟
・お風呂で身体を洗う
・病院などの待合室
などです。
そして、座っている場所も様々です。
イス、ソファー、座いす、床、車など。
家であれば、寝転んだり、立ち上がったりして、
姿勢を変えることが出来ますが、
運転中や仕事中だとそうはいきませんよね。
今回はお尻が痛くなる座り姿勢について
説明していきます。
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2: お尻が痛くなる座り方①
お尻が痛くなる座り方として、
『お尻がずり落ちる姿勢』があります。
分かりやすい例が、
座いすで足を伸ばして座っている姿勢です。
いつの間にかお尻がずるずる滑っていき、
気付くと、お尻の位置を戻しますよね。
お尻を滑らさないように頑張っている筋肉は、
お尻の筋肉です。
お尻がずり落ちている姿勢は、
下記の通りです。
・座いすに足を伸ばして座る
・イスに浅く腰掛ける
・ソファーに座る
・お風呂の湯舟
・電車に浅く腰掛ける
・車のシートに浅く腰掛ける
・車のシートが後ろに倒れている
・車のシートがハンドルから遠い
●改善
・座いす: 足を伸ばすのをさけ、あぐらで座る
・イス: 深く座り、骨盤を立てる
・ソファー: 柔らかめのソファーを避ける
・お風呂の湯舟: あぐらのように座る
・車: シートをハンドルに近づけ、シートを立て、深く座る
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3: お尻が痛くなる座り方②
お尻が痛くなる座り方として、
『お尻に力を入れて座っている姿勢』があります。
私たちは集中している時、
身体を固める癖があります。
逆に言うと、
身体を固めることで、集中力を高めています。
時間に追われている時、
酷い場合だと息を止めて、
頑張る方もいます。
体中に力が入っていますね。
本人は無意識なので気づきませんが、
お尻の力が抜けた姿勢と比べると
よく分かります。
お尻に力が入っている姿勢は
下記の通りです。
・イスに座っている時に、膝を90度より深く曲げている
・イスに座っている時に、膝と膝を付けている
・車のブレーキを踏む時に、かかとが浮いている。
●改善
・イス: イスの下で足を交差させて座る(あぐらっぽく座る)
・車: かかとを床に着けながら、ブレーキを踏む(アクセルも同じ)
足首より膝を外にする(あぐらっぽい状態)
股関節の硬さにもよりますが、
あぐらっぽい姿勢は、
ふくらはぎ、もも、お尻の力は抜けます。
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4: お尻が痛くなる座り方③
最後の座り方は、②と関係します。
『②の姿勢をしながらお尻に力を入る姿勢』があります。
・床やイスの上であぐらで前かがみ
・イスであぐらっぽい姿勢で前かがみ
単純なあぐらや、イスでのあぐらっぽい姿勢は、
お尻の力が入らないのでお薦めしているのですが、
これが上半身が前傾状態になると話が変わります。
上半身が前傾すると前に倒れる為、
倒れないように踏ん張っているのが
お尻の筋肉です。
床で新聞を読む時や
PCを前のめりで行う方は要注意です。
●改善
・新聞を読む: 前に手をついて読む
・パソコン: 片足を少し前に出しつっかえ棒にする
(出した足は、まっすぐではなく、膝が足首より外になるようにして下さい。)
お尻の張りが気になる方は
是非、日常生活を見直してみて下さい。
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