第86回:手首の痛み
1: 手首
手首は日常生活の中で
様々な動きをしていますよね。
・ご飯を食べる
・運転
・服を着る
・パソコンを打つ
・ペンを持つ
・体を洗う
などなど
逆に手首を動かさない日常生活を送ろうとすると
何もできないのが良く分かります。
手首を痛めると、
とても辛くなる動きは、
主に2つです。
・手を着く
・手首の回旋(ドアノブを回す動き)
なぜ痛めるのか見て行きましょう。
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2: 原因
手首を痛める原因は主な原因は3つです。
・手の平を開き続ける
・手を着く
・子供の抱っこ
・手を開いて、何かを支える
・片手で開いた本を持つ
・指で押し続ける
・指で押す仕事がある
・マッサージ
・手首を反らし続ける
・手を着く
・細かい作業を行う
どれも手首、前腕(手首から肘まで)に
力を入れている姿勢です。
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3: 影響している部位
手首が痛いと一般的には、
・マッサージ
・手首にサポーターを着ける
・テーピング
・温める、冷やす
などですね。
痛みが変わらない方が
ほとんどだと思います。
では、どこが影響しているのでしょうか?
①前腕の筋肉
②手根骨(しゅこんこつ)(8つの小さな骨の集まり)
③橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の間が広がっている
(手首から肘までの2つの骨)
この中で影響が大きいのは
②の手根骨です。
手根骨は小さな骨の集まりですが、
ここが固まり、骨と骨の動きが無くなると
手首が痛くなります。
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4: 改善方法
<手根骨の動きを改善>
①辛い側の手根骨の1つを
もう片方の親指と人差し指で押さえます。
②手首を曲げたり、反らせる時に、
手根骨を手首から離れる方向に
ゆっくり3回誘導します。
③大体で良いので全ての手根骨を誘導します。
<前腕の筋肉>
①肘側の前腕部で押さえて痛い部位を見つける
②痛い部位をもう片方の親指と人差し指で押さえ、
痛い側の手首を曲げたり、反らしたりを繰り返します。
<橈骨と尺骨>
①手首付近の橈骨と尺骨を
もう片方の手ではさみ、ももに押し付けます(10秒)
是非、試してみて下さい。
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