第75回:足を踏ん張る時のポイント
1: 足に力を入れすぎ?
皆さんは、日常生活で
足を踏ん張ることはありますか?
・重い荷物を持ち上げる
・重い台車を押す
・大きなものを押さえる
両足に力を入れる程、
重い物が持ち上がり、
重い台車は動きやすいですね。
ただ、無駄に力を入れている場合があります。
力の使い方を変えることで、
いつもより力を減らせる場合があります。
日常生活で足を踏ん張る方は、
少しでも参考にしてみて下さい。
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2: 踏ん張っている状態
足を踏ん張る時に どこに力が入っていますか?
普段は意識していない為、
分かりにくいかもしれません。
試しに、足を前後に広げ、
両手で壁を押してみて下さい。
後ろ足の親指の裏、ふくらはぎ、
太ももの裏などでは
ないでしょうか?
足の先端に力が入れば入る程、
実は、無駄な力が入っています。
そして、前足が浮く方もいるかもしれません。
これも無駄な力が入っている証拠です。
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3: 踏ん張る時のコツ①
足を踏ん張る時のコツは、
足の先端から力を入れないことです。
どこから力を入れるかというと、
股関節です。
股関節の場所は、
鼠径部(下腹部と足の境目)
だと思って下さい。
押す時は、前足の鼠径部に
中心線を持っていき、
鼠径部を折り畳んで固めます。
そして、後ろ足もつま先を真っすぐに向け、
鼠径部を折りたたんで固めます。
鼠径部を固めると言っても、
折り畳む意識があればよいです。
すると、足と上半身が連動します。
足の力が上半身に伝わりやすくなります。
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4: 踏ん張る時のコツ②
鼠径部を固めても、
ここで足の裏に力を入れると、
最初と同じで、前足が浮くと思います。
鼠径部を固めたら次はどこを意識するとよいか?
それは、おへその下の下腹部
(よく丹田と言われている場所)です。
足の裏で押すという意識を止め、
下腹部から押す意識を持つと、
股関節が固まったままで押せます。
その他のポイントは、
・上半身を捻じらない
・猫背にならない(首も背中も)
・下腹部と同様に胸で押す意識を持つ
・肩を下げる
・肘を下に向けて脇を締める
是非、試してみて下さい。
では また来月お会いしましょう!
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