第73回:うつ伏せで本を読む
1: うつ伏せの姿勢
うつ伏せで本を読んでいる方、
うつ伏せでスマホやPCを操作している方、
うつ伏せでTVを見ている方、
居ませんか?
うつ伏せで上半身を肘で持ち上げ、
腰を反らせている姿勢です。
すぐに疲れて姿勢を変える方は良いのですが、
楽に姿勢を維持できる方は要注意です。
このうつ伏せ姿勢は体のどこに負担を
掛けているのか今回は説明していきます。
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2: 肩への影響
まずは肩に注目してみましょう。
肘が床に着いている為、
肩が内に入っている状態になっています。
肩が内に入っていると、
首、肩、背中の筋肉が
引っぱられ続ける為、
首や肩、背中が張ってきます。
首こり、肩こりの原因となります。
長年続けると、立っている状態でも
肩が内に入っている状態が癖づきます。
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3: 腰への影響
次に腰に注目してみると、
腰は反っている状態です。
全体的に腰を反らせているというより、
腰骨のある一点を基準に反らせています。
力を入れて反らせている訳ではない為、
腰は疲れない気もしますが、
反らせていることで、
腰付近の筋肉が縮んだ状態になる為、
長く続けると、伸ばしにくくなります。
すると、腰を動かすとピンポイントで
痛みを感じたりします。
また、立った状態でも
反り腰になる方もいます。
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4: メリット
今迄、デメリットばかり説明しましたが、
実はこの姿勢、短時間であれば、腰痛に効果のある
姿勢でもあります。
私たちは普段、猫背になる事が多いと思います。
(お腹側を縮めて、背中側が伸びている姿勢)
うつ伏せで上半身を上げる姿勢は、
猫背とは逆の姿勢をしています。
お腹側が伸び、背中側が縮みる姿勢です。
すると、お腹側や腰痛に関係するお腹の奥の筋肉が伸びる為、
40秒ほどであれば、腰痛を和らげる効果はあります。
ですから、本やスマホ、TVを見ている時に
少しだけうつ伏せ姿勢をするというのも良いですね。
(うつ伏せで腰に痛みを感じる方はやらないで下さい。)
では また来月お会いしましょう!
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