第65回:お風呂の落とし穴
1: お風呂で気にする事
お風呂は温度や時間を気にする情報が
少しずつですが浸透してきましたね。
因みに当院では、
41度以下で10~15分をお勧めしています。
リラックス(副交感神経が優位)出来て、
緊張が解け、血行が良くなります。
ただ、お風呂は温度と時間以外にも
気にしないといけない事があります。
それは、湯船に入っている時の姿勢です。
どれだけお風呂で血行がよくなっても、
姿勢によって負担を掛けていると、
体は痛くなります。
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2: 浴槽の形①
お風呂に入っている時の姿勢に
最も影響するのが、浴槽の形です。
私が小さい頃は、
深さのある浴槽が主流でした。
少し寄りかかると
肩まで浸かることができました。
あぐらか体育座りで座る事ができた為、
体の負担も少ない状態でした。
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3: 浴槽の形②
今は、浴槽が浅いのが主流です。
肩まで浸かろうとすると、
寝転がるようにしないといけません。
足元は一段上がっていて、
更に骨盤を寝かす形になります。
腰の負担は勿論ですが、
体を寝かせながら、顔だけ出す為、
首の負担も大きいです。
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4: お勧め
浅い浴槽の場合は、
シャワーで体を温めた後、半身浴のつもりで、
あぐらか体育座りで入浴します。
そして、時々、横向きに寝る様にしながら、
少しの時間だけ肩まで浸かります。
ですから、肩まで浸かる時間を
極力短くした方が、体の負担は少ないです。
特にお風呂後や朝起きた時に
首、腰が重かったり、痛かったりする方は、
試してみて下さいね~。
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