第55回:あぐらは良いの?
1: あぐら
男性の場合、床で座る時は、
足を伸ばしているか
あぐらになる事が多いのではないでしょうか?
当院であぐらをすすめると、
「あぐらをしても良いんですか?」と
質問されることがあります。
勿論、単純なあぐらは
おすすめしません。
体の柔らかさにもよりますが、
両膝が床に着かない方は
特にふつうのあぐらは避けた方が良いです。
では、あぐらの影響についてと
当院が進めているあぐらについて
説明していきます。
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2: あぐらをお勧めできない方
あぐらをすることで
逆に体を痛くする場合がありますので、
下記に当てはまる方は避けて下さい。
①膝痛の方
あぐらは膝を捻じっている状態の為、
膝に負担が掛かります。
膝に不安がある方は避けましょう。
②股関節が固い方
股関節が固すぎる方は、
(床と膝の角度が40度以上ある方)
当院がお勧めする座り方でも
猫背になる為、おすすめしません。
③股関節が痛い方
股関節が痛い方は、股関節を外に開く
状態の時に痛みが出る為、
あぐらで痛みがでます。
痛い姿勢は避けましょう!
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3: 普通のあぐら
股関節が柔らかい人は別ですが、
あぐらをかくと大抵、猫背になります。
首、背中、腰は引っ張られ、
痛みが出ると共に、
更にお腹の奥にある筋肉(腸腰筋)も
固まっていきます。
特にこのお腹の奥の筋肉が
固まってしまうとあらゆる動き出しで、
腰に痛みを感じるようになります。
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4: 当院がすすめているあぐら
やることは簡単です。
①毛布又は座布団を準備します。
②折りたたんで
お尻の下に入れます。
③背筋を軽く伸ばします。
(伸ばし方は腰に力が入らない範囲で)
②まででも座りやすくなりますが、
効果を感じない方は、更にもう一枚
毛布か座布団を追加して下さい。
背筋が伸びやすくなることが
実感できるはずです。
背筋を伸ばしている状態を
5分、10分続けると
逆に腰に緊張を入れる為、
「気付いたら30秒」して下さい。
無理をせず習慣にして、
少しでも負担を減らしていきましょうね~。
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