第28回:顎関節症(がくかんせつしょう)について
1: 顎関節(がくかんせつ)
耳たぶより少し前の位置を触りながら、
大きく口を開けると、
骨が動いているのが分かります。
ここが顎(あご)の関節です。
通常、顎関節(がくかんせつ)と
呼ばれています。
顎(あご)の骨は、
ぶらんこのような形状になっており、
先程、触った左右の顎関節の部分で
ぶら下がっている状態になっています。
だから顎が外れる事があるのです。
(滅多にありませんが・・・)
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2: 顎関節症(がくかんせつしょう)
口を開けたり閉めたりした時に
音がなったり、痛みが出たり、
または、口が開けにくかったりすると、
顎関節症と言われます。
症状をもう少し説明すると、
① 音が鳴る
「カクカク」「ミシミシ」「ジャリジャリ」
と
顎関節から音がする。
② 痛みが出る
食べ物を噛む時、あくびをした時に
顎関節に痛みを感じる。
③ 口が開けにくい
口を大きく開けた時に、
縦に指3本が入らない状態。
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3: 顎関節症(がくかんせつしょう)の原因
原因はいくつかあるのですが、
私なりに大きく分けて4つあります。
原因①: 筋肉の過緊張
・ くいしばり、歯ぎしり
・ 口を開け続ける(歯医者など)
原因②: 左右の筋肉の偏り
・ 片側だけで噛む癖がある
原因③: 頭蓋骨のゆがみ
・ 頬杖をつく、うつ伏せで寝る
原因④: 開けづらい姿勢を続ける
・ 猫背
ただ、原因は1つだけではなく、
重なっている事が多いです。
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4: 顎関節症(がくかんせつしょう)の対応
<原因①の対応>
・ ストレスを軽減する。
(リラックスする時間を作る)
・ 歯医者さんで装具を作る。
<原因②、③、④の対応>
・ それぞれの原因を作る姿勢や
動作を避ける。
<すべての原因に対応>
・ 頭蓋骨のゆがみを整える。
・ 顎関節に関わる筋肉の緊張を解く。
頭蓋骨のゆがみは自分で改善できませんので
自分で筋肉の緊張を解く方法をご紹介します。
・ 頬を上から下に擦る(10回)
・ 顎を前につき出す(3秒)
・ 顎を左に動かす(3秒)
・ 顎を右に動かす(3秒)
顎関節症は、頭痛、肩こりも伴いますから、
まずは当てはまる原因を避ける所から始めましょう!
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