第26回:目の疲れとブルーライト
1: 現代の目の疲れの原因
現代はパソコンや携帯が当たり前の
時代になりましたね。
「仕事場や家でパソコンを使い、
電車移動や待ち時間には携帯を使う」
そのような生活を送っている方は
多いのではないでしょうか?
常に近くの画面を見ている状態では、
目が疲れて当たり前ですよね。
今回は目の疲労に関係すると話題になっている
ブルーライトについてお話をします。
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2: ブルーライト
ブルーライトについて少しだけ説明します。
光というのは、波長にって色が異なります。
紫、青、緑、黄、橙、赤などです。
太陽光や照明は様々な波長の光が混ざっている為、
白に近い色で見えるそうです。
人が見える光の中で
最もエネルギーが高い光が
青色光(ブルーライト)です。
青色光は、エネルギーが高い為、
角膜や水晶体で吸収されずに
網膜まで到達してしまい、
網膜の機能低下を引き起こす場合がある
と言われています。
そして、何故、今、話題になっているかというと、
パソコンやゲーム、テレビ、スマートフォンを見る機会が増えたのと、
更にLED照明が増えてきたからです。
(LED照明などは、従来の照明より青色光を多く発光します。)
ブルーライトに長時間さらされると、
・眼精疲労
・ドライアイ
・睡眠障害(体内リズムに影響)
などの症状が出やすいと言われています。
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3: ブルーライト対策
対策としていは大きく分けて2種類あります。
①ブルーライトをカット
・ パソコン用メガネ(カット率:約35~50%)
・ ブルーライトカット液晶保護フィルム
(カット率:約40%)
②青色光量を減らす
・ パソコン、携帯の画面の色を青色、
水色以外に変更する
<お勧めの色>
・ 黒、グレー、赤、紫、オリーブ
(青色光量ほとんどなし)
・ 白、黄色
(青色と比較して青色光量は半分以下)
※ブルーライト研究会提供のデータ
ブルーライトをカットするのも良いのですが、
それ以上に効果があるのが、青色光量を減らすことです。
パソコンを使う方は、
壁紙や画面のプロパティのデザインを
青色以外にすることをお勧めします。
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4: 目の疲れを取る
最後に目の疲れをとる方法に
ついて
ご紹介します。
① 目薬
② 蒸しタオル
濡らしたタオルを電子レンジで温めて
(500Wで50秒)、目の上に置きます。
③ 目の体操
目を左右上下に動かすことで、
緊張している筋肉を動かします。
④ 遠くを見る
⑤ 目の周りの緊張を解く
目の周りを目から離れる方向に、
軽く3秒程、引きます。
(目頭、眉毛、目尻、目の下)
時間があれば②でも良いのですが、
お勧めは⑤を行った後に③を行います。
筋肉の緊張を解くのが、一番の解決法です。
とてもすっきりして、目薬いらずになります。
目の疲れは頭痛、肩こりを引き起こす原因になりますから、
目の疲れだけで済んでいる内に、目の疲れをとりましょうね~。
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